世界の147カ国へ輸出をするラテンアメリカ最大級のワイナリー。
チリプレミアムワインの先駆け的存在として、135年の歴史を持つコンチャ・イ・トロは、チリの首都サンティアゴに本社を置く。
豊穣の地から世界を凌駕する
コンチャ・イ・トロの歴史は、スペインの名門貴族コンチャ家のドン・メルチョー氏が、1883年、世界有数のワイン銘醸地ボルドーからブドウの苗をチリへ持ち込み、ブドウ栽培に最適な気候を持つサンティアゴ郊外のマイポ・ヴァレーにブドウ畑を開拓した事から始まる。
家族経営から始まった事業は、1890年の会社設立から急速な成長を遂げ、品質面においても自信を持ったコンチャ・イ・トロは、輸出事業への本格的な取り組みを始める。
1933年、サンティアゴの株式市場に上場し規模を拡大すると、同年、世界進出の第一歩として、ヨーロッパへの輸出初となるワインをロッテルダム港へ荷揚げしている。
恵まれた風土が造る高質ブドウ
西の太平洋、東のアンデス山脈に挟まれた南北に細長く広がるチリ特有の国土は、北に砂漠、南に南極という自然環境がブドウ畑への害虫の侵入を防いでくれる。
長く乾燥する夏と寒い冬、そしてブドウ生育期の昼夜の大きな寒暖差は、ブドウの生育に理想的な環境となり、チリでは毎年、高品質なブドウが安定して収穫されている。
首都サンティアゴ周辺から南にあたるチリ中央部に、優秀なブドウ栽培地は集中し、中でもセントラル・ヴァレーは、太平洋とアンデス山脈から吹き込む冷たい風と、バランスのとれた土壌にアンデスの雪解け水な流れ込み、フランス系の高級ブドウ品種を栽培するのには最適な環境と言われ、まれにみる世界有数のワイン産地としても知られている。
世界を魅了したチリワイン「ドン・メルチョー」
1970年代以降、ワイン生産者として品質本位のポリシーに基づく路線を目指したコンチャ・イ・トロは、1980年代には早くも全ての醸造システムに新技術を取り入れ、ワイナリーの近代化に努めている。
チリ最高級との呼び名の高いワイン「ドン・メルチョー」の初ヴィンテージは1987年に発売され、この「ドン・メルチョー」は豪華客船クイーンエリザベス2世号のワインリストにオンメニューされるなど、コンチャ・イ・トロの品質の高さを裏付けるように、確固たる地位を築いている。
1997年には「シャトームートン・ロートシルト」で有名なボルドーのバロン・フィリップ・ド・ロートシルト家とのジョイント・ベンチャーを開始し、この提携によって1998年9月に「アルマヴィヴァ」が発表されるや世界中で多くの愛好家が絶賛した。
ワインスペクテーター誌が行った世界の読者による人気投票では「南米のベストワイナリー」にも選ばれている。
現在、コンチャ・イ・トロの持つ数多くのブランドは、チリ、アルゼンチン、米国に所有する約10,800ヘクタールのブドウ畑から造りだされる。
是非この機会に、幅広いブランドから、あなたにマッチする一本を見つけてみてはいかだだろうか。
コンチャ・イ・トロ 公式サイト
https://conchaytoro.com