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村のロビー「kadoya」

山梨県北都留郡小菅村にて、旧旅館を再生し村をまるごとホテルに見立てるプロジェクトの開業準備を進めている複合施設「kadoya(かどや)」では、グランドオープンに先立ち同施設のカフェ営業が開始しました。

 

 

「kadoya」再生プロジェクト

小菅村は、山梨県東部の多摩川源流域の山間に位置し、最盛期には2,000人以上が暮らし、多くの個人商店や旅館があり、小さいながらも活気にあふれた村でした。

そして村の中心部には、かつて「かどや」という旅館があり、地域の人々や旅人を迎える場所として親しまれてきました。

 

 

しかし、小菅村の現在の村民は約620人まで減少し、少子高齢化が進み、消滅可能性自治体のひとつともいわれていて、かつて人々が集っていた「かどや」も、時代の流れとともに廃業し、静かに朽ちていく建物となってしまい、村のコミュニティの中心がなくなってしまったことは、この地域が抱える過疎化の現実を象徴する出来事でもありました。

そこで、この場所に新しい命を吹き込み、村内外の人々を結びつける新しい拠点として再生することで、村全体の持続可能な活性化を目指していくために、このプロジェクトが立ち上がりました。

 

 

村の新しい拠点「kadoya」

今回の再生では、「村の“とびら”をあける」をコンセプトに、かつて「かどや」が村の人々に親しまれ、旅人を迎える場所として地域の日常の中にあった記憶を残しながら、現代の小菅村に必要な新しい役割を加えることとなりました。

カフェ、宿泊、コインランドリー、キッズスペースといった様々な要素を加えることで、小菅村を初めて訪れる人にとっては村の人や暮らしに触れる入口に、何度も小菅村を訪れて地域と関わり続けたい人にとっては、村との関係を少しずつ深めるきっかけに、そして村に暮らす人にとっては、日常の中でコーヒーを飲み、誰かと話し、気軽に立ち寄れる場所になります。

「kadoya」は、カフェや宿泊施設といった機能だけで完結する施設ではなく、住む人、訪れる人、関わる人が同じ空間で過ごし、自然に言葉を交わすことで、小菅村との接点が生まれる「村のロビー」を目指しています。

 

 

カフェで提供するメニューは、ONIBUS COFFEE監修のスペシャルティコーヒーを中心に、軽食やスイーツ等も用意され、スイーツは、地域に根ざした食の表現を大切にする「Satologue」のシェフとともに開発が進められ、食事メニューでは「源流パン工房」と連携し、村で焼かれるパンを活かした北欧のオープンサンド「スモーブロー」なども提供される予定です。

 

 

「kadoya」が目指す地域づくり

小菅村のこれからの地域づくりでは、移住・定住に限らず村外に暮らしながら何度も村を訪れ、地域の人と出会い継続的に関わる関係人口を増やしていくことが大切なテーマとなっています。

「kadoya」は、施設整備の一部に国の補助事業を活用し、旧旅館を再生した地域拠点として、地域に住む人・訪れる人・関わる人が自然に交流できる場を創出し、一度きりの観光拠点ではなく、小菅村を何度も訪れ、関わり、応援したくなる関係を育むきっかけの場所として、関係人口の創出と新たな人の流れの形成を目指していきます。

 

 

Kadoya

所在地:山梨県北都留郡小菅村4533
グランドオープン:2026年7月18日予定
施設構成:カフェ、マイクロホテル、コインランドリー、キッズスペース
カフェ席数:約40席
カフェ営業時間:8:00〜21:30(L.O.21:00)