ワイン de トリップ

ワイン de トリップ Vol.11「アメリカ:オレゴン」

オレゴン州は太平洋岸北西部に位置する、人口約414万人のアメリカ合衆国第33番目の州で、森林や山々、農場、ビーチといったさまざまな景観に恵まれた場所として有名だ。  

 

芸術家、美食家、自然愛好家にとっての楽園  

オレゴンに何千年も前から暮らしてきアメリカ先住民のカイユース族、ユーマティラ族、ワラワラ族、彼らが生み出してきた伝統的な歌やダンス、芸術、言語に文化。  

ワールドクラスのピノノワールにアメリカ有数のグルメや地ビール。  

そして、大自然が造りだす美しい海岸や火山、澄み切った湖、見渡す限りに広がる砂漠をその目で見ることができる壮大なトレッキングやサイクリング、カヤック、ウィンドサーフィンなど、オレゴンには多彩なアクティビティが満載だ。 

  

職人と美味しいイベント満載  

オレゴンのグルメに関わる職人たちはトレンドを仕掛ける存在で、17ものワイン産地に地ビールと小規模な蒸留所。  

手作りのシーソルトやアイスクリーム、チーズなども楽しませてくれる。  

ニューヨークタイムズ誌では、オレゴンのグルメは地元の人だけのものでは無く、オレゴンは「拡大を続けるグルメの楽園」と称している。  

1月のオレゴン・トリュフ・フェスティバル、3月のオレゴン・チーズ・フェスティバル、9月のフィーストポートランドはワールドクラスのグルメの祭典。  

毎年開催される美味しいイベントでは、受賞歴を誇り国内外の出版物にの登場するシェフやレストランのオレゴングルメの職人たちと会うことが出来るのは見逃せない。  

  

オレゴンの旅はポートランドから始まる  

オレゴン最大の都市ポートランドは、環境に優しい街として世界2位にもランキングされる人口約60万人のアメリカ国内29番目の都市で、全米で最も住んでみたい街と言われている。  

街は、蛇行しながら流れるウィラメット川によって東西に二分され、川の西側には、アメリカ最大級の都会の森フォレストパークや木陰のオアシスとして知られるポートランド日本庭園がある。  

フォレストパークには、130キロメートル近いハイキングトレイルや、消防車専用の車線と道路がり、日本庭園からは、雪を頂いた火山マウントフッドを東に望む大パノラマが堪能できる。  

西側中心部のパールディストリクトやチャイナタウンのようなダウンタウンの歴史地区には、地元の人にも愛されるパウエルズ・シティー・オブ・ブックスがあり、街の1ブロックを丸ごと占める大きさの書店は、ポートランドの人気スポットの一つでもある。  

川の東側がポートランドの地元民の生活の中心地で、南東部には、市内で人気のコーヒー焙煎店のスタンプタウンや、ベーコンや朝食用シリアルのフルーツループをトッピングしたドーナツが食べられるブードゥードーナツは、何時も多くの人で賑わっている。  

  

大自然へのハイキング  

ポートランドから東へコロンビア川沿いを車で30分ほどで、数十本もある日帰りハイキングトレイルのいくつかが見えてくる。  

その中でも人気の高いトレイルにあるマルトノマ滝は、2層になった高さ189メートルの滝で、アメリカで2番目に高さを誇る。  

マルトノマ滝へは、2キロメートル近くもある険しいトレイルを歩き、途中水しぶきを浴びながら橋を渡って進めば、写真撮影で人気のスポットに到着する。  

近くにある4キロメートルにも満たないループ状のトレイルを歩けば、シャワーのようなしぶきをあげて落ちるラトレル滝やエロワ滝の素晴らしい景色にも出会える。  

大自然を堪能した後は、コロンビア川を更に東へ行ったウィンドサーフィンで人気の川沿いの町フッドリバーで、川を眺めながら、ベルギーの流れをくむビールと地元の食材を使った料理を楽しむことができる。  

  

オレゴンワインへの旅  

ポートランド南部の肥沃なウィラメット川流域ののどかな丘陵には、500を超えるワイナリーが集まるオレゴンワインの中心地で、各ワイナリーへは、ブドウの木が縞模様を描く景色に囲まれた道を、案内の看板に従って足を進めて行くとたどり着く。  

多くのワイナリーでテイスティングができ、屋外の席では、雪に覆われたカスケード山脈を眺めながらのテイスティングは至福のひとときになるだろう。  

ポートランドからパシフィックハイウェイ99Wを南へ23マイル、ニューバーグの街から西へ13マイルほど走ると、ワイン産地の一つカールトンに着く。  

その街の周辺に広がるブドウ畑の中に、フランスはブルゴーニュの名門、ルイ・ジャドが手掛けるオレゴンワイン「レゾナンス」の畑もある。  

オレゴンの世界有数の大自然に触れ、地球に優しい地元の食材や飲み物を楽しむ旅を、是非この機会に計画してみてはいかがだろうか。