世界的な高級ワインの産地として知られるスペインのD.O.リベラ・デル・ドゥエロ。
ドゥエロ川流域に300社近いワイナリーがある中で、ワイン・アドヴォケイト最高98点、すべてのレンジで90点以上を獲得したプレミアムワイン生産者「エミリオ・モロ」。
その歴史は1932年以来、リベラ・デル・ドゥエロの中心地ぺスケラ・デ・ドゥエロ村の風土に根ざした3世代のプロジェクトとなり、そこに生れるテロワールの特徴を個性を持ってワインに伝えることに専念する事にあった。
そうして生れるワインは、生命を持ち、私たちに、生まれた土地を呼び起こしてくれる。
世界のワイン愛好家が魅了
エミリオ・モロは3世代にわたる家族経営のワイナリーで、もともとは地元用に消費ワインの製造を行っていた。
1987年より市場の拡大をはじめたエミリオ・モロは、1989年に現会長のホセ・モロが、父と祖父が生涯を捧げたワインの販売を決定して急成長を遂げる。
リベラ・デル・ドゥエロの中でも、指折りのトップ・ワイナリーとなったエミリオ・モロは、英国の雑誌が選ぶ「サン・ペリグリノ・世界のレストラン・ベスト50」で3年連続1位に輝くレストラン「エル・ブジ」をはじめ、世界に名だたる星付きレストラン等で取り扱われるようになった。
また、サッカー選手や俳優などの世界のセレブにもファンが多く、今ではスペインで最も賞賛を集めているワイナリーの一つである。
3世代にわたるティント・フィーノのワイン造り
モロ・ファミリーのブドウ栽培の起源は、創業者の父ドミ・エミリオ・モロが、初代当主となるドン・エミリオ・モロの生誕の年、1932年にリベラ・デル・ドゥエロの地にはじめてテンプラニーリョのブドウを植えられた事から始まる。
歴史的ブドウ畑は「フィンカ・レサルソ」と呼ばれ、そこから生まれるティント・フィーノ(上質な赤)なワインはエミリオ・モロを代表する一本となった。
以降、ホセ・モロ、ハビエル・モロの3世代に渡り、テンプラニーリョのブドウを主体に、小規模ながらもティント・フィーノと地元で呼ばれるテンプラニーリョを使用したワイン造りを行っている。
自社ブランドの土地達
歴史的ブドウ畑「フィンカ・レサルソ」の生みだす遺伝子は、伝統とブランドを継承し、それぞれの土地の奥底までの理解と土壌の個性を識別した、繊細で優美な魂のあるワインを造りあげる。
サンチョ・マルティンの畑、高度900メートルを超える斜面の頂上に位置し、石灰岩の土がワインに複雑さと優雅さを与える。
マレオルスの畑、高度900メートルの南西を向いた急斜面の土地は、石灰岩の濃度が最も高い最高地帯を除いて、全体で優占する粘土質の土壌が偉大な個性を持つワインを造りだす。
バルデラミロの畑、粘土質のワイナリーで最も古い樹齢100年近いブドウ畑は、芳香とポリフェノールを完全に熟成させたブドウを生み、ワインにパワーと芳香の強さを与える。
FINCA RESALSO
フィンカ・レサルソは若いブドウの繊細なニュアンスや魅力を伝えるワイン。
フルーツの香りが、フレンチオークによるスパイシーな香りとハーモニーを奏でる。
SAKURA AWARDSでダブルゴールド・ゴールドを連続受賞。
天空の城、ペニャフィエル城からわずか10分のところにあるエミリオ・モロ。
スペインのカスティーリャ・イ・レオンへ訪れる際は、最高のワイナリーでドゥエロ川の流れ眺めながら、ワインを味わってみてはいかがだろうか。
エミリオ・モロ 公式サイト
https://www.emiliomoro.com/