ジャンル | 史料館 |
月桂冠大倉記念館は、1909年建造の酒蔵を改装し、京都・伏見の酒造り発展の歴史と月桂冠の挑戦と創造のスピリッツを紹介する史料館として1982年に開設されました。
開館当初は、月桂冠に来訪する取引先関係者など、一部に限定しての公開でしたが、創業350年にあたる1987年5月15日から一般公開されるようになりました。
2020年には、耐震補強や展示のリニューアル工事が実施され、2022年からは一般見学とは別に「酒蔵ガイドツアー」が開始されるなど、来館者の安全安心と満足度を高めながら、酒どころを象徴するランドマークとして、地域の活性化と発展にも資する取り組みが継続されている施設です。
月桂冠大倉記念館は、2024年2月29日、エントランス、試飲コーナー、ブランドショップが刷新され、気品とゆとりのある空間に新装オープンされました。
エントランス
入口の正面には、木のぬくもりを生かした重厚感のある受付カウンターが設置され、カウンターの背面には、月桂冠の文字とローレルマークの大きなロゴがをあしらわれました。
また、入口での来館者の滞留を解消し、受付までの時間をゆったりと過ごせるように、入口の脇に待ち合いスペースが設けられ、休憩のためのベンチ付きのスペースも配置されました。
試飲コーナー
来館者の楽しみであり、蔵元見学の一番のコンテンツとなる試飲のコーナーは、従来の場所から広々とした北展示室のスペースに移り、1.5倍の広さに拡張されました。
落ち着いた空間でゆったりと試飲を楽しんでいただけるように、スタンド形式のテーブルが設置され、季節ごとに用意されたさまざまなタイプのお酒、約10種類の中から好きな3種類を選んで、コイン式サーバーより試飲していただけます。
ブランドショップ
売り場スペースは拡張されて、ゆったりとした清楚で気品のあるブランドショップに生まれ変わりました。
間接照明を生かした陳列棚で高級感を演出し、史料館に付属する売店というこれまでの位置づけを超え、お酒などの買い物を目的としする来館者のニーズに答えられるように、販売するアイテムも厳選され、月桂冠や京都の魅力を感じられる商品をゆっくりと選べる売り場へと刷新されました。
「清課堂」の錫酒器、「一澤信三郎帆布」の綿帆布製かばんなど、京都の著名ブランドとのコラボレーションによる制作されたオリジナル商品や、記念館限定の日本酒を中心とした月桂冠のアイテムが並び、酒質が繊細な日本酒については、新たに定温のセラー4台が導入され温度管理も徹底されています。
店 名 | 月桂冠大倉記念館 |
住 所 | 京都市伏見区南浜町247番地 |
地 図 | |
電話番号 | 075-623-2056 |
営業時間 | 9:30~16:30(受付は16:00まで) |
入館料 | 20歳以上、600円(試飲用コイン及びきき猪口の土産付) 13歳~19歳、100円(きき猪口の土産付) ※売店のみご利用の場合は、入館料はかかりません。 |
休館日 | 夏季、年末年始 |
HP | https://www.gekkeikan.co.jp/enjoy/museum/ |