イタリアを代表する「Maison Valentino(メゾン ヴァレンティノ)」は、カルチャー企業の「Terraforma(テラフォーマ)」とのパートナーシップにより、特別なサウンドシステムと建築の没入型エクスペリエンスを融合したプライベートなリスニングルーム、「L’Atelier Sonore(ラトリエ ソノーレ)」を発表しました。
ニューヨークのヴァレンティノ マディソンアベニューストアを舞台にした音と建築の没入型エクスペリエンスな空間は、クリエイティブ ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ氏がメゾンに抱くビジョンを反映したユニークなサウンド空間へと姿を変えました。
ラトリエ ソノーレは、サウンドに深く耳を傾け、静かに浸るための空間であり、テラフォーマのキュレーションと、サウンドデザイナーのジョルジョ・ディ・サルヴォ氏が特別に制作したサウンドスケープによって、世界との繊細でありながら深遠なつながりを促します。
建築家フランチェスコ・ルピア氏とのコラボレーションによりデザインされた空間は、特注のサウンドシステムに、伝統的な家具製作から着想を得て、ハンドクラフトされた多機能リスニングコンソールと、ベルベットのクッションを備えたモジュール式シートという、建築的な対話をするように調和を奏でる3つの要素を組み合わせて構成されています。
それぞれが木材を用いた精巧なパッチワークで覆われており、複雑なディテールが垣間見え、クラフツマンシップに親密さ、時代を超越したものへのコミットメントが強調されています。
前衛的なリスニングサロンのスピリットを呼び起こし、質感豊かな素材やドレープが施されたファブリックが、デザインと建築、そしてサウンドをシームレスに融合し、訪れるひとびとを触覚と聴覚の両方から包み込む体験へと誘ってくれます。
2025年5月15日に、オープンを記念して開催された10時間におよぶライブプログラムでは、ララージやリー・ベルトゥッチ、ローレル・ヘイロー、リジー・ボウガツォス、チュキママニ=コンドリ、ケヴィン・ビーズリー、ヴェロニカ・ヴァシカ、フィジカルセラピーといった国際的なアーティストを迎え、絶えず変化するミュージックエクスペリエンスを生み出す、プライベートなリスニングセッションが行われました。

約45分の各セッションでは、アーティストそれぞれのパーソナルアーカイブから厳選されたレコードがかけられ、会場のプライベートな雰囲気に合わせ、アーティストたちはレコードのみならず、音にまつわる物語や静けさをも共有されました。

このスペースは、2025年8月末までの間、毎日午前10時から午後6時まで一般公開され、訪れるひとびとはキュレーションされたレコードを自由に楽しむことができる静かで内省的な空間を体験でき、また、特別な機会において、ヴァレンティノの友人たちが自身のコレクションから厳選した音楽をシェアするリスニングセッションの開催も予定されています。
控えめながらも緻密なデザインにより、隠れ家であると同時に共鳴装置にもなるこの空間は、音、素材、人とのつながりの間で絶えず変化する相互作用を生み出します。
メゾン ヴァレンティノは、ラトリエ ソノーレを通じて、大胆でクリエイティブなパートナーシップによる美的ビジョンと感情的な共鳴、そして、コンテンポラリーな対話を融合した有意義なカルチャーエクスペリエンスの創出に取り組んでいます。
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