お米と塩、海苔、具、味など組み合わせによってバリエーションは無限大、日本が誇るソウルフード「おにぎり」。
今や、コンビニ、スーパーで手軽に買えて持ち運びにも優れているおにぎりは、日本の食文化として、海外では「ONIGIRI」として親しまれ、専門店ができるほど、世界中で多くの人から注目されています。

2007年~2009年に、画家の山下清をモデルに制作されたTVドラマ「裸の大将」では、お笑いコンビ、ドランクドラゴンの塚地武雅が演ずる山下清のセリフで「おっ、おっ、おっ、おにぎりが、たっ、たべたいんだなあ・・・」は有名ですが、昔は「おむすび」と呼ぶ人が多かったようで、1985年~1997年に制作された芦屋雁之助が演じた「裸の大将」では「おむすび」と呼ばれていました。
今では「おにぎり」と呼ぶ人が主流となりましたが、時にはその両方を使い分ける場合もあり、さらには、ご飯を握って作る事から「握り飯」と呼ぶ人もいて、呼び方は地域や家庭によって違いがあると考えられています。

その歴史
弥生時代の遺跡から「もち米を蒸して固めて焼かれたおにぎり状のチマキ炭化米塊」が発見されている事から、弥生時代には食べられていたと考えられています。
一方で、日本に稲作が伝わったとされる縄文時代には既に食べられていたと考える説もあり、正確な起源は定かにされておりません。
奈良時代の書物、「風土記」のひとつ「常陸国風土記」に「握飯(にぎりいい)」という記述が残され、平安時代には蒸したもち米を握り固めた「屯食(とんじき)」があったことが分かっています。
その後、戦国時代をへて江戸時代には携行食として広く普及していったと言われています。

様々な形
現代のおにぎりの主流といえば三角型ですが、以前は、農作業の合間に食べるものとして中部地方を中心に広まった丸型が主流とされていました。
1977年に、持ち運びしやすい形として三角形のおにぎりがコンビニエンスストアで発売されたのをきっかけに三角型が全国の定番となったようです。
その他には、円盤型や俵型があり、円盤型は東北地方の日本海側から北陸地方にかけてよく見られる丸く平たいおにぎりで、火が通りやすい事から焼きおにぎりにこの形が多く見られます。
関西地方で多いのが俵型で、元々は観劇の際に食べる幕の内弁当に合うように作られたもので、小さく箸でつまみやすいように作られています。

近年では、具材が無限大にアレンジできてサンドイッチ感覚で食べられる、握らないおにぎり「おにぎらず」が広まっています。



