トルコ共和国文化観光省から、国内の文化遺産を夜間に公開する「ナイト・ミュージアム・プロジェクト」の今夏の開幕が発表され、世界遺産エフェソスやカッパドキアなど全国20か所の主要博物館・考古学遺跡が夜間公開され、文化観光の新たな魅力が発信されます。
3シーズン目となる本プロジェクトは、トルコが有する豊富な歴史・文化遺産へのアクセス機会を拡大するとともに、観光客に新たな文化体験を提供することを目的として実施され、2025年には約100万人を超える来訪者数を記録し、近年、トルコの文化観光振興施策の一つとして注目を集めています。
夜だからこそ出会えるトルコの魅力
ナイト・ミュージアム・プロジェクトは、単なる夜間開館イベントではなく、歴史遺産の保護とサステナブルな観光推進を目的としながら、来訪者により深い文化体験を提供する取り組みでもあります。
昼間の混雑を避け、ゆったりとした環境で歴史に触れられることが魅力で、特に歴史・文化志向の旅行者や高付加価値旅行市場に対し、トルコの文化遺産をより深く体験できる可能性を広げる施策として注目を集めています。
古代文明の記憶が息づくトルコのライトアップされた遺跡や博物館を巡る夜の旅は、この国の奥深い歴史と文化を感じる身近な体験として旅行者を魅了し、昼とは違う表情を見せるトルコの文化遺産を訪ね、忘れられない夜の歴史紀行を楽しむことができます。

エキゾチックな夜に染まる「イスタンブル」の博物館群
トルコの文化の中心地であるイスタンブルの主要文化施設が夜間公開され、街のランドマークである「ガラタ塔」からは、ボスポラス海峡や金角湾を望む夜景を一望できます。
さらに、古代オリエントやギリシャ・ローマ文明などに関する世界有数のコレクションが所蔵されているトルコ初の博物館「イスタンブル考古学博物館」や、イブラヒム・パシャ宮殿跡にある「トルコ・イスラム美術博物館」も夜間開放され、歴史の深淵に浸るユニークな夜の旅が届けられます。

エフェソスをはじめとするエーゲ海地域の遺跡
世界で最も保存状態が良いとされる古代ローマ都市の一つ、イズミルの世界遺産「エフェソス遺跡」が夜の光の中に蘇り、夜間照明によって昼間とは異なる景観を楽しむことができます。
また、純白の石灰岩のテラスとライトアップされた古代劇場が幻想的な「ヒエラポリス遺跡」や、イオン様式として古代世界最大級を誇る「ディディム ・アポロン神殿」など、エーゲ海エリアの歴史が月明かりの下で息を吹き返します。
アンタルヤ地域での古代都市観光とリゾート滞在
年間300日以上の晴天に恵まれ、美しいビーチと豊かな古代遺産が融合するアンタルヤ周辺も夜間観光の充実が図られ、完璧な保存状態を誇るローマ時代の「アスペンドス円形劇場」、世界初の民主的な議事堂や復元灯台がある「パタラ遺跡」、海沿いに佇む美しい「スィデのアポロン神殿」が特別な照明でライトアップされます。
リゾート滞在と文化観光を組み合わせた旅行体験が用意されていて、「アランヤ博物館」や「リキア文明博物館」も夜間に楽しむことができます。

アナトリア各地の文化遺産
アナトリア地方に点在する世界的な名所もナイト・ミュージアム・プロジェクトのリストに名を連ねていて、世界中から注目を集める巨大な神像が並ぶ「ネムルト山」、初期トルコの優れた石工技術を今に伝える「アフラットの墓石群」、長年キリスト教徒の隠れ家となったカッパドキアの「デリンクユ地下都市」など、見逃せないスポットがライトアップされます。
首都アンカラの「アナトリア文明博物館」やガーズィアンテップの「ゼウグマ・モザイク博物館」、「シャンルウルファ考古学博物館」、「ハレプリバフチェ・モザイク博物館 」などもナイト・ミュージアム・プロジェクトの対象となり、これらの施設では、ライトアップされた歴史遺産や世界的に評価の高い収蔵品を夜間に鑑賞することができます

ナイト・ミュージアム・プロジェクト
開催期間:2026年6月1日(月)〜10月1日(木)
開館時間:19:00〜各施設指定の深夜閉館時間まで
対象施設:トルコ国内20か所の博物館・考古学遺跡
公式HP:https://goturkiye.com/night-museums



