ART&CULTURE

「ラリック~光と涼のガラス~」展

静岡県伊東市の勇壮な海岸線と伊豆大島を望むオーシャンビュー、その豊かな自然の中にある「ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン」では、2026年7月11日(土)~10月12日(月・祝)まで、第2回企画展「ラリック~光と涼のガラス~」展が開催されています。

2回目となる本企画展では、1910年代~1930年代までヨーロッパで流行した芸術様式、アール・デコ期にガラス作家として活躍したルネ・ラリックの作品約30点が「ティファニーミュージアム」内に展示されます。

 

2025年に開催された第1回企画展の様子

 

昨年開催した第1回企画展では、1890年頃~20世紀初頭にかけてのアール・ヌーヴォー期のガラス作品の数々が展示され、植物を思わせる流麗な曲線美、自然の美を盛んに作品に取り入れた装飾性が特徴で、ミュージアムに常設展示されているアンティーク・ティファニーもまさにこの時代を象徴する存在感を放っています。

これに対し、1910年前後からガラス作品の量産を本格化させたラリックの作品は、都会的で洗練されており香水瓶やカーマスコットなど工業製品との親和性も高く、現代的な様式美も兼ね備えています。

 

大皿「天使」

 

本企画展では、アール・ヌーヴォーの華・ティファニーと、アール・デコの雄・ラリックのガラス芸術の競演を楽しめることはもちろん、それぞれのデザイン様式と時代背景にまで思いを馳せられるように展示されています。

 

花瓶「バッカスの巫女たち」

 

さらに、ラリック作品の注目すべきポイントはガラス素材そのものの美しさにあり、乳白色に透けるオパルセントガラスや、擦りガラス状の半透明の質感は、硬質なガラスに涼やかで且つ繊細な柔らかさをもたらしています。

素材とモダンなデザインとが相まって、クールな魅力を纏った作品は、灼熱の日射しとは対照的に冷涼な世界へと誘われ、この夏、清爽で贅沢な空間で美の世界を堪能することができます。

 

「百合文オパールボウル」

 

「ラリック ~光と涼のガラス~」展

期間:2026年7月11日(土)~2026年10月12日(月・祝)
時間:9:30~17:00(最終入園16:30まで)
場所:ティファニーミュージアム内

 

女性像「シュザンヌ」

 

フランスのデザイナー、ルネ・ラリック(1860~1945)によって生み出されたアクセサリーやカーマスコット、器や女性像に様々なデザインのガラスなど、本企画展では、クールなガラス作品が約30点展示され、涼感を呼ぶガラスが夏を乗り切る力を与えてくれます。

 

 

ニューヨークランプミュージアム&フラワーガーデン
静岡県伊東市富戸841-1 伊豆海洋公園バス停前
公式ホームページ:https://nylfmuseum.com/