ワイン de トリップ

ワイン de トリップ Vol.5「茶禅華<sazenka>」

”和魂漢才”の精神に基づいた新しい中国料理店「茶禅華」 ルイ・ジャド ワインとの新たなマリアージュを楽しむ。 

中国料理と日本料理を経験した料理長が提案する新しい中国料理 。 

南麻布にある中国料理「茶禅華」は、昨年春にオープンした新しいレストランだが、すでにミシュラン二つ星を獲得している実力店だ。 

料理長の川田智也氏は、中国料理「麻布長江」と日本料理「龍吟」で研鑽を積んだのち、このレストランを立ち上げた。実学では大陸からの漢学を取り入れながら、精神面では日本独自の伝統・風土を重んじる、“和魂漢才”という日本古来の思想を、この「茶禅華」で体現している。  

中国と日本の食材と調理法を駆使してつくられる新しい中国料理が、ルイ・ジャド ワインと出会い、新たなマリアージュを生み出している。  

 

人気のペアリング  

「茶禅華」で好評なのがペアリングで、ワインを主軸に、日本酒・紹興酒などを織り交ぜながら、料理に合わせて10種ほどの様々なお酒を楽しめる。  

シェフソムリエの上野氏は「ワインについては料理に寄り添う、繊細でクラシックなタイプをセレクト、フランスやイタリアなど伝統的な産地のものが多いですが、幅広い味わいの違いを楽しんでいただきたいので、ニューワールドや日本・中国など様々な国のワインをご準備しております」と語る。  

著名な生産者や格付け上位のワインも提供し、「ペアリングでこのワインが飲めるの?」と驚かれるお客様も多い。そんな素晴らしいワインをグラスで楽しめるペアリングは、贅沢なひとときを演出してくれるだろう。  

 

人気料理とルイ・ジャド ワインのマリアージュ  

「茶禅華」定番の人気料理「雉の極上スープ 雲吞添え」  

四川料理の名菜をベースにした淡く繊細ながら奥行きのあるスープに、雉肉の力強さを感じさせる雲吞、その名の通りの極上の味わいだ。  

白菜、ウルイ、トウモロコシなど季節によって添える野菜も変わり、一年を通して楽しめるメニューで、ペアリングの定番としてこのメニューに合わせるのが、ルイ・ジャドが手掛ける「ピュリニー・モンラッシェ プルミエ・クリュ クロ・ド・ラ・ガレンヌ ドメーニュ・デュック・ド・マジェンダ」だ。  

このシャルドネのピュアな味わいが料理を引き立ててくれることは勿論、非常に長い余韻を持つこのワインが、同様に長い余韻を持つこのスープと心地よいマリアージュを生み出している。  

「茶禅華」のスペシャリテ、「小鳩:腿肉 五香脆皮仕立て/胸肉 馬告(台湾の香辛料・マーガオ)焼き」も外せないメニューだ。  

腿肉は、麦芽糖を塗って皮目をパリっと仕上げる中国伝統の手法で。マーガオの香りをまとった胸肉は、藁で燻したのち炭火で焼き上げる日本料理の手法で仕上げる。  

シェフソムリエの上野氏に、この料理に合うワインを尋ねると、ルイ・ジャドの「ミュジニー グラン・クリュ2013」を薦めてくれた。  

繊細さと芯の強さを合わせ持った美しいバランスのワインで、グラン・クリュだが2013年は比較的早くから楽しめるという。  

ルイ・ジャド ワインの良さとは・・・「造り手の個性というより、ピュアでテロワールの特徴がよく表れているので、いい意味で特徴がなく、料理の長所をよく引き出してくれ、マリア―ジュが引き立つ。」とシェフソムリエの上野氏は語ってくれた。  

シェフソムリエ上野和寛:プロフィール  

2007年:他業種から老舗ワインバー「シノワ渋谷店」入社。
2017年:中国料理「茶禅華」シェフソムリエ就任。
ワインは旧世界(ヨーロッパ)から新世界まで幅広いエリアを熟知。
クラシックワインを中心にチョイスしながら流行のワインやナチュラルワインまで造詣を深める。 

ペアリングのお酒は、料理に合わせて随時代わり、来店する度に新しい発見が待っている。  

”和魂漢才“の思想で生み出される、日本の地ならではの新しい中国料理を、ルイ・ジャド ワインのマリアージュと共に、是非一度味わってみてはいかがだろうか。  

 

中国料理「茶禅華」
東京都港区南麻布4-7-5
予約専用番号:050-3188–8819
問合せ専用番号:03-6874-0970