ワイン de トリップ

ワイン de トリップ Vol.4「ルイ・ジャド」

ブルゴーニュのテロワールとともに生きる

すべてのワインがブルゴーニュ地方のA.O.C.格付けワイン

 

銘醸畑に彩られたルイ・ジャドの歴史

ルイ・ジャド社は1859年に、由緒あるブドウ栽培家としての歴史を有するジャド家のルイ・アンリ・ドゥニ・ジャドによって創設された。

1794年からジャド家が所有するシュヴァリエ・モンラッシェ・レ・ドゥモワゼルの総面積の半分や、1826年に取得したボーヌ・ヴィーニュ・フランシュのプルミエ・クリュで、現在までモノポールであるクロ・デ・ズルシュールに加え、ブルゴーニュの銘醸格付け畑を次々に取得し、現在では約240ヘクタールの自社畑を所有するブルゴーニュ地方有数の大ドメーヌとなり、優れた品質のワインを提供するネゴシアン・エルブールとしても高い評価を受けている。

 

テロワールを反映した個性豊かなワイン造り

ルイ・ジャド社のワイン造りの目的は、自らが誇りとするブルゴーニュの真のテロワールを、それぞれのワインを通じて表現することであり、長い将来にわたってそのテロワールが維持されていくことにある。

約20年以上前からは、化学肥料や農薬の使用を止め、伝統的な手法を採用し、数年程前からは、ボーヌ周辺など一部の畑でビオディナミ農法を実践したり、醸造には天然酵母を使用して、じっくりと時間をかけて行いる。

1997年にはボーヌ郊外に最先端の設備を備えたラ・サブリエール醸造所が、また、2008年にはコート・シャロネーズのジヴリにブルゴーニュ・ジェネリック専用の醸造施設を完成させ、ルイ・ジャド社のワインの品質をさらに高めている。

 

自社畑の殆どがグラン・クリュとプルミエ・クリュ

ルイ・ジャド社がコート・ドール地区に所有する自社畑のほとんどがグラン・クリュとプルミエ・クリュで占められていることは特筆すべき点で、それらはその所有形態に応じて、「ドメーヌ・デ・エリティエ・ルイ・ジャド」、「ドメーヌ・ルイ・ジャド」、「ドメーヌ・ガジェ」、「ドメーヌ・デュック・ド・マジェンタ」等に分かれている。

さらに、1996年にはムーラン・ア・ヴァンなどに畑を持つボージョレの名門ワイナリー「シャトー・デ・ジャック」を、2008年にはプイィ・フュイッセの中心に15ヘクタールの畑を持つトップ・ドメーヌとして名高いドメーヌ・フェレを獲得し、ブルゴーニュにおけるポートフォリオを拡大させた。

 

酒神バッカスを施したルイ・ジャド社のラベル

ルイ・ジャドのラベルで販売されるワインは、すべてブルゴーニュ地方のA.O.C.格付けのワインで、すべてのワインに、同じデザインのラベルが用いられている。

これは、ルイ・ジャド社が創設当初から、グラン・クリュからシンプルなA.O.C.ブルゴーニュに至るまで、すべてのアぺラシオンに対して同等の価値を置き、同等の熱意を持ってワイン造りを行っていることを示したものだ。

縁取りが施されたバッカスの顔と、淡いイエローのラベルは、常に変わらず、一目でルイ・ジャド社のワインであることが分かる。

そんな歴史あるワインを、大切な人との食卓はもちろん、今日の自分へのご褒美にでも、是非一度堪能してみてはいかがだろうか。

 

ルイ・ジャド 公式サイト
http://www.louisjadot.com/