国内の寺社や美術館、芸術祭などの公式オーディオガイドを制作する株式会社on the tripは、鯖街道の起点である福井県小浜市と共同して、既にリリースされている「小浜西組まち歩き」「熊川宿まち歩き」の公式まち歩きオーディオガイドに加え、歴史の深い寺にスポットを当てた「若狭おばまの寺」、日本一の箸の生産地「西津まち歩き」のリリースを発表しました。
地図にマッピングされたスポットを、音声ガイドを聴きながらめぐることのできる、オーディオガイドアプリは、日本語のほか、訪日観光客向けに英語、中国語にも対応しています。
若狭おばまの寺
小浜市には、たくさんの国宝や国の重要文化財が残されています。
なぜ、小さな田舎町に国の宝物が集中しているのか、それは、奈良や京都の都の食文化を支える「御食国(みけつくに)」として、都との深いつながりがあり、仏教が政治的にも勢力を持った時代、小浜にも多くの寺院が建立されたからと言われています。
今回ガイドで案内する場所はかつて「遠敷(おにゅう)」と呼ばれ、それは古代より、都に塩や魚を送り、都の食文化を支えてきた御食国であったことで、都との深いつながりをつくり、都の文化が流れ込んできたのです。
その後の時代も、大きな戦に遭うことなく、地域の人々によって大切に守り継がれてきたため、今なお古刹や仏像が現存しているのです。
残されたお寺や仏像の文化財を巡りながら、ガイドから聴こえてくるこの場所に埋蔵された物語は、それは日本の原点にして変革期の物語であり、あるとき都から仏教という新しい文化がやってきて、古くからあった地域の信仰と融合していきます。
ガイドが伝える、その変革期の姿を残す若狭の物語は、歴史の教科書にも載っていないので、歴史の創造主となったつもりでガイドを聴き、想像しながら歴史を辿ってみてください。
西津まち歩き
日本一の箸の生産地として知られる西津は、古くからの漁師町として栄え、京都からいちばん近い海として北前船の重要な寄港地となりました。
西津のその独特の歩みが、独自の若狭塗を生み出し、現在は箸の生産地として職人たちが暮らしています。
かつて、たくさんの北前船関連の店が立ち並ぶ港町であった西津を、本ガイドでは、まち歩きをしながら、北前船にまつわる護松園と古河屋、そして西津の浜に続く網目の道に張り巡らされた物語を紹介しています。
オーディオガイドから聴こえてくる物語は、決して観光情報誌では知ることのできない、まちの見方が変わり、新たな発見と創造をさせてくれます。
是非この機会に、あなたもオーディオガイドアプリを体感してみてはいかがでしょうか。
4つのオーディオガイドで、小浜市の魅力を聴く事ができます。
小浜西組まち歩き:https://on-the-trip.net/spots/547?locale=ja
熊川宿まち歩き:https://on-the-trip.net/spots/548?locale=ja
若狭おばまの寺:https://on-the-trip.net/spots/586?locale=ja
西津まち歩き:https://on-the-trip.net/spots/587?locale=ja