スイス時計の名門ジラール・ペルゴは、名高いブリッジ コレクションの新作「フリー ブリッジ メテオライト」を発表しました。
フリー ブリッジ メテオライトは、モダンでありながら1860 年代から受け継がれるジラール・ペルゴのシンメトリー デザインを踏襲しています。
隕石(メテオライト)のプレートを2枚組み込んだこの時計は、アヴァンギャルドなデザインと最先端の素材を融合したモデルで、極めてシンプルな類まれなる美しさを持つ最新作に仕上げられました。
ジラール・ペルゴのブリッジは時計業界のレジェンドとして、機械式高級時計の製造を象徴する最古の部品でもあり、その起源は1860年代まで遡り、長い時を経て、さまざまな形状や仕上げと素材を含めて進化を遂げてきました。
ジラール・ペルゴは、美しさも兼ね備えているこの部品を今回改めて見直し、極めて独創的な新しい手法で表現しています。
19世紀に誕生した伝説のスリー・ゴールドブリッジ トゥールビヨンと同じく、フリー ブリッジ メテオライトは、文字盤側にブリッジを組み込んで反転させたムーブメントを備え、6時の位置にはテンプとその上には香箱を配置した特徴的なシンメトリーデザインとなっています。
文字盤は、さまざまな光を吸収するサファイアクリスタルボックスに覆われていて、モダンなこの文字盤では、ネオブリッジが地板に渡され、テンプが支えられています。
立体的デザインかつ、多様な質感を融合したことにより、全体的に遊び心のある仕上がりになっています。
フランジに取り付けられて浮いているように見えるサスペンデッドインデックスも、このモデル独特の立体的なスタイルを強調する役目を果たし、44㎜のステンレススティールケースには美しいポリッシュ、サテン仕上げ、リューズにはポリッシュ仕上げ、サテン仕上げのファセット加工がそれぞれ施されています。
メテオライトという名が示すとおり、このモデルには小惑星帯から採れた隕石の破片が用いられていて、ナミビアで発見されたギベオン隕石は鉄とニッケルの合金で、わずかにコバルトとリンが含まれています。
ウィドマンシュテッテン構造と呼ばれる自然に生じた線形模様が特徴の隕石が、それぞれの破片に独特の個性を与え、隕石の持つ複雑な線形模様と表面の質感が、コントラストの効いた魅力を放ち、すべての時計を二つとない希少なものにしています。
美しい隕石のプレートは寄木細工のようにブリッジの中央に配置され、キラリと光る2つのネジで留められています。
フリー ブリッジ メテオライトに搭載された、最先端の自動巻きムーブメント、キャリバーGP01800-2085は、既存のキャリバーGP01800の進化形で、最新のノウハウが採用されています。
ガンギ車、アンクル、精巧な形状の天輪のアームは、軽量で腐食の心配がないシリコン製で、埃のない実験室のような環境で製造されるシリコン製の部品は、従来のフライス加工や打ち抜き加工では不可能な複雑な形状に加工することが可能となりました。
シリコンは摩擦係数が小さいため摩耗を軽減でき、耐久性の向上につながり、さらに、従来の素材に比べて温度変化の影響を受けにくく、耐磁性にも優れています。
極めてモダンなフリー ブリッジ メテオライトには、高度な時計製造技術を意味する数々の伝統的な素材が用いられ、ムーブメントの部品には、伝統的なコート・ド・ジュネーブ、面取り、渦巻き模様に加えてサテン仕上げが施されています。
ジラール・ペルゴのすべての自社製ムーブメントと同じく、キャリバーGP01800-2085 にも鷲のエンブレムのエングレービングが刻まれ、フリー ブリッジ メテオライトは、時計に関する創造性と性能の限界を押し上げる一方で、1867年に初めて登場した伝説の矢型ブリッジを始めとし、ブリッジ コレクションのほかのモデルと同じ特徴をいくつか備え、ジラール・ペルゴの独創的な精神は、今もなお新作モデルにも宿っているのです。
<フリー ブリッジ メテオライト>
Ref:82000-11-3259-5CX
ムーブメント:GP01800-2085
価格:361万9,000円(税込)
https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/