ジャンル | 料理旅館 |
丹波篠山の城下町に位置し、最初に猪肉を味噌で炊いて食した、「ぼたん鍋発祥の宿」とも言われる料理旅館「近又」は、大久保利通、西郷隆盛とともに維新の三傑の一人、木戸孝允が訪れた宿として知られています。
縄文・弥生時代の出土品が数多く発見されている丹波篠山は、多紀連山をはじめとする山々に囲まれ数千年の昔より人々の生活が営まれ、慶長14年(1609年)徳川家康の命により建てられた名城「篠山城」の時代から城下町として栄えてきました。
その時を同じくして篠山の町に開業した「近江屋」が現在の「近又」のはじまりで、当主は代々「近江屋又兵衛」を襲名し、明治初年頃家号を「近又」と改められ、現在で15代目となっています。
昭和54年に、皇孫浩宮徳仁親王殿下が宿泊され、ぼたん鍋を堪能された事や、明治の元勲「木戸孝允」が桂小五郎といった時代に、「好きなお菊と丹波篠山郷近又に宿る」と書いた日記が残されているなど、由緒ある料理旅館として400年以上の歴史を持ちます。
創業当時より残る古い木造の階段は、かの桂小五郎が昇降された事を想像させ、大正ロマン時代を彷彿とさせる落ち着いた中にもモダンな雰囲気が漂う部屋が、丹波篠山の恵みと城下町の風情を堪能させてくれます。
そして、昔篠山に実在した古い図書館をイメージして作られた、落ち着いた洋館を想わせる本に囲まれた部屋に、昭和時代にタイムスリップしたかの様な囲炉裏をしつらえた、どこか懐かしい雰囲気の和モダンな作りの空間で、おしゃれで優雅な時間を過ごすことが出来ます。
創業400年の料理旅館として、発祥のぼたん鍋や、丹波篠山の食材を贅沢に使用した会席など、季節に合わせてさまざまな伝統料理が楽しめる近又は、季節の移り変わりの喜びや儚さを味で表現するとともに、伝統ある建物が真心こもったおもてなしを約束してくれます。
2大ジビエを堪能できる天然熊肉料理と最上級猪ロース肉ぼたん鍋コースは、赤みに多くの脂身がついている熊肉のとろけるような甘さが特徴です。
そんな天然の熊肉を低温でうっすらピンク色に仕上がるようにしゃぶしゃぶ仕立てにし、たっぷりの鰹出汁と野菜で仕上げた1品と、近又謹製の味噌出汁で仕上げた最高級ロース肉のぼたん鍋を一緒にいただける贅沢なコースで、この時期ならではの丹波篠山の秋冬の食を堪能することができます。
第10代当主が猪肉に合う味噌を研究し、提供したのが始まりと言われる「ぼたん鍋」には、篠山の山々を駆け巡り山の幸をたっぷりと食べた野生の猪肉のみが使用されています。
また、結納・顔合わせ・お宮参り・成人式・長寿のお祝など、特別な日の祝会席に合わせた彩あざやかな前菜盛り合わせや、季節を感じる料理の品々が華を添えるコースも用意されています。
丹波篠山の城下町の中心地にある丹波篠山近又周辺には、篠山名物や日本酒、焼き物などのお土産物屋も数多くあり、また、徒歩圏内には篠山城跡大書院や、河原町妻入商家群、能楽堂が保存された春日大社など、買い物に、昔ながらの町並みと歴史情緒あふれる風情を楽しむことができます。
店 名 | 丹波篠山 近又 |
住 所 | 兵庫県丹波篠山市二階町81番地 |
地 図 | |
電話番号 | 079-552-2191 |
営業時間 | 食事:昼11時〜15時(最終12時30分) 食事:夜17時〜21時(最終18時30分) 宿泊:チェックイン15:00~17:30 |
HP | https://www.kinmata.jp/ |