資源循環で森の価値を提供する西粟倉森の学校から間伐材を活用した森とつながる、木の個性を生かした国産家具シリーズ「KIMIK」の販売が開始されました。
木を見て森を想起する。
そんな存在を目指して誕生した「KIMIKI」シリーズは、木材を余すことなく活用し、生きものである木の魅力を感じてもらうため「幹」という単位で木を生かすという意味合いから「生幹=KIMIKI」と名付けられました。
西粟倉村が行う森林活動
岡山県の北部に位置する西粟倉村は、村面積の約9割が森林で、村内の森のうち約8割が針葉樹林になり、2008年から「百年の森林構想」が掲げられ、村単位で森の環境整備が進められてきました。
適正に管理(間伐)された森では木が大きく育ち、地面まで日差しが入るため、下草が生い茂り、そこに生き物たちが集まり森が豊かになっていきます。
西粟倉森の学校では、西粟倉村で間伐された木材から木製品を製造し、消費者に提供することで、森と人、双方の環境の豊かさにつながる事業を展開しています。
森とつながる家具を目指す
「KIMIKI」は森と人が繋がる架け橋としての家具を目指し「木を感じ、森を嗜む」をテーマに生まれたシリーズです。
木材としては避けられる節や耳の部分を、木材の生命力を感じる魅力ある素材と再定義し、家具のメインマテリアルとして活用し、耳(MIMI)、芯(SHIN)、辺(HEN)の3種類の素材展開があり、木の幹からとれる材料の取り方で家具の印象が変わるように素材が展開されています。
一般的な製材では、節が少ない部分が良質な木材とされていて、節が多い中心に近い芯材は見えないところに使われるか、集成材の材料となっています。
外周に近づく辺材ほど、節は少なくなりますが、外周の丸い形状が角材としては使われにくいため、耳部分は切り落とされて破棄されやすい材料です。
木に対する認識を再定義するために、これらの材料が新たな価値として製品に生かされています。
木が生きたている証である耳や節なども木の魅力として採用し、シンプルでありながらも、しっかりと木の生命力を感じる「KIMIKI」は、様々な空間に合う柔軟性があり、グリーンの多いインテリア空間には特に相性の良いデザインとなっています。
木の魅力を厚みや存在感で感じて頂けるように、テーブル天板は厚み40mmのひのきの耳付き材を採用し、木の色味は素地色となり、表面はすべてオイル仕上げが採用され、使う中で経年の変化を楽しめるよう仕上げられています。
また、シンプルながらに主張あるスチール脚は、細く繊細でまっすぐと垂直に伸びる形状で統一され、森で育つ針葉樹からインスピレーションを得たスタイリングで仕上げられています。
< テーブル >
価格:¥125,000(税込)~
サイズ:幅1200mm~1800mm×奥行850mm×高730mm
素材:ひのき、スチール
< イス >
価格:¥74,500(税込)
サイズ:幅470mm×奥行455mm×高740mm
素材:ひのき、スチール
< ベンチ >
価格:¥74,500(税込)
サイズ:幅1200mm~1500mm×奥行382mm×高390mm
素材:ひのき、スチール
< シェルフ >
価格:¥95,000(税込)
サイズ:幅1000mm~1800mm×奥行290mm×高870mm
素材:ひのき、スチール
※仕様、デザインは予告なく変更されることがあります。
西粟倉森の学校
https://morinogakko.jp/