オリーブと柑橘の農園「井上誠耕園」から、りんごの果皮油をオリーブオイルに溶け込ませた新たなオリーブオイル「林檎オリーブオイル」が新発売されました。
フレッシュなオリーブオイルの味わいを表現する時に、「まるで青りんごのような香りや風味」という言葉がよく使われますが、オリーブオイルの世界で「りんご」は、フルーティで素晴らしい理想の味わいを表す存在なのです。
園主の井上氏は「本物のりんごの、甘い香りがするオリーブオイルがあったら、さぞ素晴らしかろう」と長年思い描いてきました。
1965年に食用オリーブオイルの製品化を始めた井上誠耕園は、約60年に渡ってオリーブを活かすための様々な加工技術をこれまで身に着け、その中でも、オリーブの新たな可能性を広げる技術として磨いてきたのが「フレーバーオリーブオイル」作りです。
オリーブオイルは果実から搾る油だからこそ、ほかの果実の香りや栄養を取り込みやすい性質を活かして、オリーブオイルで素材を炊き込んで香りを移す「炊き製法」、オリーブとほかの果実を一緒に搾って香りを取り込む「アグロマット製法」、オリーブとほかの果実を一緒に熟成させる「超熟製法」といった独自製法を駆使し、素材を見極めながら数多くのフレーバーオリーブオイルを作っています。
しかし、「りんご」の香りがするオリーブオイルは、なかなか実現出来ずにいました。
小豆島の小さな搾油場で何度も試作しますが、りんごの香り成分が含まれる果皮はとても薄く、生のフレッシュな香りをなかなか引き出せないのです。
小豆島で重ねた試作を商品として量産化するために、2014年からともにオリーブオイル作りをしているオーストラリアの提携農家・エド氏とともに試行錯誤を続け、挑戦を初めてから7年目の今年、ようやく納得のいく味わいの「林檎オリーブオイル」が完成しました。
皮の薄いりんごから採れた貴重なエッセンシャルオイルを溶け込ませた新製法のオリーブオイルです。
林檎オリーブオイルはオーストラリア原産の固有種である青りんご「グラニースミス」を含んでおり、まさに夢見た青りんごの香りです。
りんごを皮ごと搾ったことで、口に入れた瞬間にまるで青りんごを食べたようなフレッシュな果実感と、華やかな甘い香りを感じられます。
パンやヨーグルトはもちろん、紅茶に入れるとアップルティーのような味わいになります。
塩やワインビネガーと合わせてサラダのドレッシングにするのもおすすめで、りんごの華やかな香りを存分に堪能することができます。
林檎オリーブオイル
(オリーブ:オーストラリア産)
内容量:110g
価格:1,978円(税込)
井上誠耕園
https://www.inoueseikoen.co.jp/shop/g/g01871-1/