金属加工業が盛んな北陸から「鉄の更なる可能性を追求する」ことをビジョンに掲げた新ブランド「3E WORKS(スリーイー ワークス)」が始動を開始しました。
鉄の力を用いて、後世にデザインの力を伝え遺すため、長年の加工技術で培った確かな表現力で世界の名作を北陸からアップデートし、鉄の魅力を再発信していきます。
3E WORKSを立ち上げた三秀工業株式会社は、北陸富山で1970年の創業以来、長く電機や機械産業のサプライヤーとして、切断、曲げ、溶接を中心としたあらゆる部品を製作し、技術を磨き続けてきました。
そこで培った加工技術力と鉄の有用性を熟知する職人集団として、更なる鉄の可能性を模索し、「鉄の価値」を再発信するために立ち上げたブランドです。
鉄は地球上の1/3を占める最も豊富な資源の一つで、再利用も可能で製品寿命が長い特性から、鉄の有効利用はSDGsにも貢献する取り組みと考えられています。
これらの鉄の特性に焦点を当て、サステナブルな素材としての鉄の新たな価値を提案していきます。
第一弾、ピエール・ジャンヌレ作品をオマージュ
芸術や文学において、尊敬する作家や作品に影響を受け、作品を創作すること、またその創作物を指す語であるオマージュというアプローチ手法を採用し、名作と呼ばれる家具を、鉄が代表する金属を用いて表現していきます。
スイスの建築家ピエール・ジャンヌレが1950年代のインドのチャンディーガル都市計画の際にデザインされた家具シリーズから代表的な2種類の椅子とサイドテーブルを、ステンレススチールに置き換えて表現しています。
Hommage for Pierre Jeanneret
PJ-01 ダイニングチェア
カラー:シルバー(無塗装)
サイズ:W500×D550×H770㎜
素材:ステンレス鋼
表面仕上げ:鏡面(#400バフ研磨)
重量:約12.8㎏
価格:¥150,000(税込)
PJ-02 リビングチェア
カラー:シルバー(無塗装)
サイズ:W570×D740×H715㎜
素材:ステンレス鋼
表面仕上げ:ヘアライン加工
重量:約14.4㎏
価格:¥190,000(税込)
PJ-03 サイドテーブル
カラー:シルバー(無塗装)
サイズ:W460×D400×H450㎜
素材:ステンレス鋼、クリアーガラス
表面仕上げ:鏡面(#400バフ研磨)
重量:約11.5㎏
価格:¥90,000(税込)
「3E WORKS」プロジェクトサイト
https://camp-fire.jp/projects/view/752653?utm_campaign=cp_sp_share_c_msg_projects_show
3E WORKSが考える「鉄にする意味」
デザインは不朽であるが、木の時代に作られた製品は、その姿を維持するには限界があります。
鉄のプロフェッショナルである3E WORKSが、時代や当時の社会背景、デザインアプローチを理解した上で鉄に置き換えることで、デザインとプロダクトを不朽のものに近づけ、更に新しい魅力を付け加えることで、世界の資産である名作を後世に遺していきます。
これを実現できる技術力や実践力は、日本そして地方工場の力の証明であると位置付けて、製造は全て自社内で完結し、職人ならではの手仕事で仕上げを行なっています。