2024年夏に誕生した小さなワイナリー「きら香ぶどう酒醸造」は、神戸果実酒・リキュール特区制度を活用した初の醸造所です。
神戸の中心からほど近い、阪急春日野道駅から徒歩3分程の所にあるアーバンワイナリーで、神戸産のブドウを100%使用し、こだわり抜いた3つのポイントにもとづいて地域愛に満ちたワイン造りをしています。
そして2024年秋、ついに「ファースト・ヴィンテージ」が完成し、神戸産カベルネ・ソーヴィニヨン、メルローを用いた、ロゼワイン2種類と赤ワイン1種類が、食卓でかけがえのないひとときを一緒に過ごせるワインとして届けられます。
神戸産ブドウを使ってワイン造りを手がける代表の辛木哲夫氏は、スーパーコンピューター「京」プロジェクトに携わった富士通の元広報責任者で、ベルギー駐在時代に、ワイン文化に触れ「自分の心身を健やかな状態に整えて飲むのが一番おいしく、すてきな時間」と感じ、醸造所にも足を運ぶようになった事がワインにハマったきっかけだと言います。
ワインのブランド名にもなる「きら香」には「色がきらきらし、香りがいいワインを造りたい」との思いが込められ、また、子どもの頃、名字を逆さにして「きらか」と呼ばれていた意味も含んでいるようです。
2024ファースト・ヴィンテージのラインナップ
coucou(写真左)ロゼ2024
きら香のファースト・ヴィンテージとして、皆さまへの挨拶の意味を込めたロゼは、神戸産カベルネ・ソーヴィニヨンを100%使用し、外観はさくら色、香りはいちごなど赤いベリーのニュアンスで、味わいはまろやかで、あとくちに心地よい酸味を感じます。
doudou(写真右)ロゼ2024 nouveau
きら香のファースト・ヴィンテージと、皆さまとの出会いを願う気持ちを込めたロゼは、神戸産メルローを100%使用し、外観は淡いさくら色、香りはほのかないちごやさくらんぼのニュアンスで、味わいはまろやかで、あとくちに新しい心地よい酸味を感じます。
bourgeon(写真中央)ルージュ2024 nouveau
2024年に醸造を始めたきら香と、皆さまとの新しい出会いとなる願いを込めたルージュは、神戸産メルローを100%使用し、外観はやさしい赤いベリー、香りはフレッシュな花のニュアンスで、味わいはまろやかで、あとくちに新しいきれいな酸味とほのかな苦味を感じます。
ワインの持つ魅力によって、より多くの人がそれぞれの思いで「人生を彩ってほしい」というワイン造りに込められた思いを表現したラベルは、ていただきたいという希望を、デザイナーとして、またアーティストとして活躍するHaru Guo氏の手によって、神戸の風景を感じられるデザインが作られました。
旧居留地の歴史ある建物、北野異人館の異国情緒あふれる雰囲気、そしてポートタワーから望む海、神戸だからこそ味わえるこれらの風景を思い浮かべながらワインを楽しみ、そして、神戸の街をさらに好きになってもらいたい、との思いが込められています。
きら香の3つのこだわり
1.地元・神戸の土地や気候をたっぷり感じる
「神戸果実酒・リキュール特区(ワイン特区)制度」を活用した第1号のワイナリーとして、神戸のぶどうだけを使い、神戸の土地や気候(テロワール)をたっぷり感じられるワイン造りに挑戦しています。
2.すっきりしたロゼワインの魅力を発信
ロゼワインは、白ワインの爽やかさと赤ワインの奥深さを兼ね備え、赤ワインと白ワインの両方の美味しさを活かせるので、肉料理にも魚介を使ったメニューにも、またデザートにもマッチします。
また、フランスでは、ロゼワインの販売量は過去30年で4倍に増加し、1位の赤ワインに次いで2位、3位の白ワインの2倍ほどと、世界的にはロゼは人気が高まっています。
ドライ(辛口)のロゼワインをメインに醸造するきら香から、その魅力を発信していきます
3.ワイン体験を身近にするワイナリー
駅近アーバンワイナリーのきら香は、最寄り駅から徒歩3分という抜群のアクセスを誇り、多くの人が気軽に足を運びやすい立地に、ワインを楽しむだけではなく、ワイン造りのプロセスを知ることができ、ワイン造りに関わる体験をより身近にしてくれます。
一歩を踏み出したばかりのワイナリーは、神戸のワインと街の魅力を発進し、多くの人に愛されるワインを造り、そして、日本を代表するワイナリーへと成長していくことでしょう。
きら香ぶどう酒醸造
https://www.kiraka.jp/