金山の町を楽しむ古民家ホテル「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が建つ佐渡島は、1600年頃から金山の盛衰と共に開発されてきたいた地域です。
金山が発見され江戸幕府が直接統治した天領地として発展した相川の町は、金山の開発のため様々な地域から多様な人々が入り混じり、最盛期には10万人もの人が住む鉱山の町でした。
そのため、全国から様々な歴史文化が持ち込まれ現在まで独特な文化を形成し、佐渡金山の施設遺構はもちろん、江戸時代の中心地だった京町通りの町なみや、佐渡おけさに代表する伝統芸能、そして相川の「ひと」の魅力が作られました。
その文化を活かし、地域が主体となって来訪者をもてなすホテルとして誕生した「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」では、佐渡相川を知り、体験し、感じ、懐かしくて新しい日本の暮らしを提供してくれます。
2025年3月13日(現地時刻)、米国の国際的なニュース誌「TIME」が発表する「The World’s Greatest Places of 2025(世界で最も素晴らしい場所2025年版)」の「Places to Stay(宿泊施設)」部門で、「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が選出されました。
日本からは他に、Mirukashi Salon(佐賀県)、熊野那智大社と青岸渡寺(和歌山県)、ニンテンドーミュージアム(京都府)が選出されています。
「TIME」 World’s Greatest Places 2025
https://time.com/collections/worlds-greatest-places-2025/
1923年に世界初のニュース雑誌として創刊された「TIME」は、現在、世界200ヵ国、読者数2,000万人を誇る国際的な週刊誌です。
2018年にスタートした「The World’s Greatest Places」は、TIME誌の編集者や特派員、専門家が推薦するスポットの中から、「今すぐ体験すべき新たな目的地」が厳選されます。
選考基準は、クオリティ、オリジナリティ、持続性、革新性、影響力の観点から総合的に評価され、多様なジャンルのスポットが選ばれ、観光地、美術館、テーマパーク、ホテル、レストラン、地域全体など幅広い分野にわたります。
宿が建つ佐渡島相川は、かつて金の採掘で栄えた町として、その400年にわたる歴史が評価され、2024年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
こうした貴重な文化遺産を、単なる観光名所としてではなく、宿泊を通じて地域と交流できる場として再構築し、佐渡島の歴史・文化・自然・交流を深く味わえる滞在型の観光に昇華させた点が、高く評価されたと考えられます。
また、「町ごとホテル」構想を推進し、地域と連携した観光の取り組みが成功したことも選出の要因となり、宿泊施設としての役割だけでなく、地域の飲食店や観光施設と密接に連携し、宿泊者に佐渡の魅力を最大限に体験してもらう仕組みが構築されています。
2025年5月には、1605年(慶長10年)に金銀山の繁栄を祈願して創建された大山祇神社の旧社務所を本ホテルの客室として増室し開業が予定されています。
これにより、歴史を感じながら滞在できる施設のさらなる充実が図られる、佐渡島の魅力をより深く味わえる機会が提供されます。
NIPPONIA 佐渡相川 金山町
https://nipponia-sado.jp/