ベントレーのヘリテージ・コレクションは、世界最古のベントレー(1919年製3リッターEXP2)から2021年製コンチネンタルGTスピードまで45台で構成されており、ベントレーの104年の歴史の各年代を代表する、これまでに製造された中で最も素晴らしいモデルの数々が展示されています。
3台のスピード8、両世代のコンチネンタルGT3、パイクスピークや氷上最速記録を達成したモデルを含む8台のモータースポーツや記録達成に貢献した車両を中心に、同時期のベントレーモデルレンジの進化を37台の登録車、公道走行可能な車両で表現しています。
ヘリテージ・コレクションの全車両は、英国クルーにあるカーボンニュートラルなベントレーのドリームファクトリーでメンテナンスされ展示されています。
2023年、ベントレーモーターズは、クルーにあるベントレーのドリームファクトリーで手作りされたミュルザンヌの最終モデルで、英国王室での奉仕を終えて帰還した特注の2020年製ミュルザンヌ エクステンデッド ホイールベースが、ヘリテージ・コレクションに新たな名車として加わったことを発表しました。
このミュルザンヌの最終モデルは、故エリザベス2世女王陛下のためにオーダーメイドで製作されたもので、王室での使用に耐えうるよう、さまざまな特別装備が施されています。
ソリッドのバーナートグリーンのエクステリアに、トワインとカンブリアグリーンハイドのインテリア、バーウォルナットのウッドパネル、深いラムウールのカーペットが組み合わせられ、これに、リアプライバシーカーテンと、ドアウエストレールにはめ込まれた英国王室の紋章が追加されましたが、フロントセンターアームレストは、女王陛下のハンドバッグを収納する特注サイズのトレイを設置するために取り外されました。
ブルーの前後のパトライト、サイレン、拡声器も設置され、ギアレバーの後ろにあるウォールナット仕上げのドアの下に目立たないように専用のスイッチパネルが隠されています。
ベントレーの名高い537PS 6.75リッターV8エンジン、21インチのアロイホイール、グリルとフロントウィングベントのクロームメッキブライトウェア、そして象徴的なフライングBマスコットが装備された仕様の車両は、ベントレーのヘリテージ・コレクションの3台目、そして最終型のミュルザンヌとして保存されることになりました。
2010年に製造された2台目のミュルザンヌ、VIN 0002、そしてベントレーのプレス用車両として使用されていた2019年モデルのミュルザンヌスピードと共に展示されます。
ベントレーの104年の歴史を説明し表現する、ベントレーファミリーを完全に再構築するための3年間のプログラムの2年半を経て、これら3台のミュルザンヌは、拡大を続ける45台のコレクションの一部となります。
BENTLEY
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