アボカドは、野菜ですか?果物ですか?・・・と質問されて、即答出来る人は意外と少ないのでは、果物のような甘みも無いしサラダの食材として良く使われるので野菜と思われがちですが、実は意外と知られていない木になる果樹、果物なのです。

アボカドは、世界的にも品質が高く安定供給されているメキシコ産が主に流通していて、一年中出回っている事から旬の概念があまりありません。
しかし、国産アボカドは、昼夜の寒暖差が大きく、油分を蓄えた美味しいアボカドが育つ10月下旬から1月頃が旬と言われています。

アボカドと地球温暖化
中央アメリカが主な生産地のアボカドは、常緑性の高い樹になる果実で、世界には3,000品種以上あるとされ、その栄養価の高さから日本だけでなく世界的に消費が増え続けています。

アボカドは熱帯の国で栽培されることが多いため、輸送段階での排出されるCO2も全体的に高く、栽培には大量の水が必要になるため、消費が増えることで生産地では水不足が深刻化し、その生産・流通は他の多くの農作物と比べても環境への負荷が大きいと言われています。

美容と健康
日々の食事でアボカドを習慣的に摂取することにより、肥満傾向にある人の体重増加は緩和され、摂取量が多いほど肥満になる確率は低下し、体重増加とメタボリック症候群を患うリスクは押さえる事が出来ると言われています。
血圧が気になる人は、食卓における炭水化物の多くをアボカドに置き換えて食べることで、血糖値とインスリン濃度が低下し、膵臓にかかる負担は緩和する事が知られている。
また、アボカドに含まれる脂肪分を摂取する事で、皮膚の弾力性は高くなり皮膚の健康を保護する可能性が上がるとされています。

これらは、絶対効果があると保証されるものではありませんが、アボカドという果物をより知ることで、地球環境と健康な身体を守る事がどれだけ大切なのかを学びながら、美味しくいただきましょう。
その後は、種を育てて観葉植物として楽しむ事も出来るので、この機会に挑戦してみてはいかがでしょうか。



