パークホテル東京は、ホテル客室の壁に直接絵を描いた「アーティストルーム」の第40室目となる最新作「アーティストルーム樹街鳥獣図」の完成を発表しました。
「アートに泊まる」40番目のアーティストルーム樹街鳥獣図は、金丸悠児氏が描いた、動物と樹木と街が織りなす異空間で、今までに無い宿泊体験を提供してくれます。
アーティストルーム樹街鳥獣図
制作者:金丸悠児
部屋の制作テーマ:樹街鳥獣図
制作期間:2021年3月18日~2024年3月1日
部屋番号:34階3413号室
価格:1室2名様定価90,000円(税金・サービス料含む)
※価格は変動制
協力:フヤマアート
金丸悠児(Yuji Kanamaru)略歴
1978年神奈川県生まれ。2003年東京藝術大学大学院デザイン専攻修了。
在学中から大藪雅孝と中島千波の薫陶を受ける。
社会におけるアーティストの役割を常に意識し、2002年アーティスト集団C-DEPOTを設立。
2015年「金丸悠児作品集-時を運ぶ者たち-」マリアパブリケーションズより刊行。
独自のマチエールを用いた技法により、想いを投影する器として動物を描いている。
2005年 損保ジャパン美術財団選抜奨励展(損保ジャパン東郷青児美術館)
2006年 韓国青年ビエンナーレ(大邱文化芸術会館/韓国)
2007年 ShinPA!(おぶせミュージアム・中島千波館、佐藤美術館)以降〜’20
2018年 個展「WILD PLANET -セイメイの春- 展」(パークホテル東京)
2019年 モリカラモリヘ(信州高遠美術館)/朝日新聞「歌壇・俳壇」挿絵を担当
2021年 個展「Animals’ Session」(おぶせミュージアム・中島千波館)/描画図鑑(佐藤美術館)以降毎年
2022年 現代日本画の煌き(新見美術館)
– 金丸悠児氏メッセージ –
広く真っ白な壁に思いっきり動物たちを描きたい。
そう思った私は、世界的に知られる江戸時代の画家「伊藤若冲」へのオマージュとして「樹花鳥獣図」ならぬ「樹街鳥獣図」を描くことにしました。
動物と樹木と街が織りなす異空間、部屋から展望できる東京の景色すらも作品の一部にしてしまおう、さらに陸の動物たちと対をなす水中の生き物たち、私が得意としている街と動物が融合したシリーズ、巨大なカメとヤドカリ、天井付近の壁にも想いを込めました。
2匹の狛犬、彼らが口元で示す「阿吽」は万物の始まりと終わりをあらわすといわれています。
「阿形」の狛犬から右に進むと「子」から始まる十二支が順番に登場し「亥」まで進むと最後に「吽形」の狛犬に帰着します。
「生命への讃歌」と「永い年月の循環」を感じていただくこと、私が画家として表現したいことを全てこの部屋に注ぎ込みました。
パークホテル東京
TEL:03-6252-1111(代表)
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