ART&CULTURE

ユネスコ無形文化遺産「古川祭」

岐阜県飛騨市が誇るユネスコ無形文化遺産・国重要無形民俗文化財「古川祭」が、夜景観光コンベンション・ビューローによる第21回「日本夜景遺産」の投票が行われ、全国171カ所の応募の中から厳正なる審査の結果、選ばれた14カ所のうちの一つとして見事に認定されました。

認定式は、来年1月20日(水)に宮城県仙台市で開催される「夜景サミットin仙台」にて執り行われる予定です。

 

日本夜景遺産

日本各地に存在する価値ある夜景を資源として発掘・認定し、夜景観光の推進や地域の活性化を図る「日本夜景遺産」の制度は、「自然夜景遺産」「施設型夜景遺産」「ライトアップ夜景遺産」「歴史文化夜景遺産」などの分類に基づき、専門の夜景鑑賞士や選考委員会による厳密な審査を経て認定され、認定された地は、国内外へ優れた夜景資源としてブランド化・発信されます。

夜景サミットin仙台
開催日:2027年1月20日(水)
開催地:宮城県仙台市
https://yakei-isan.jp/

 

 

伝統と灯りが織りなす「古川祭・夜祭」

毎年4月19日・20日に執り行われる古川祭は、勇壮な「起し太鼓」と美しく絢爛豪華な「屋台行列」で知られる飛騨市の一大行事で、今回「日本夜景遺産」として、特に高い評価を受けたのが、祭りの2日目(4月20日)の夜に執り行われる「夜祭」です。

夕闇が迫る頃、各屋台には一斉にたくさんの提灯が灯され、昼間の装いとは一変した幻想的な空間が現れ、静寂が漂う出格子の町並みを提灯の明かりに彩られた祭屋台がゆっくりと巡行する光景は、訪れる人々をタイムスリップしたかのような感覚へ誘います。

飛騨市では、この唯一無二の夜間景観を「飛騨古川が世界に誇る宝」として、国内はもちろん世界から多く人が訪れ、感動を体感できるように発信しています。

 

 

瀬戸川と白壁土蔵街

世界遺産・白川郷や飛騨高山に囲まれ、生活と観光が共存する飛騨古川の象徴たる「瀬戸川と白壁土蔵街」(全長約500m)は、約1千匹の鯉が泳ぐ清らかな瀬戸川と、川沿いに連なる白壁土蔵や町家が織りなす歴史的町並みを舞台とした夜景です。

景観に調和した穏やかな灯りが水面に映り込み、飛騨らしい静謐で情緒豊かな景観を創出しており、地域住民による継続的な景観保全活動によってその魅力が守られています。

飛騨市では、その瀬戸川および近隣のまつり広場の夜間景観整備工事が今年始まり、歴史ある白壁土蔵や瀬戸川の水面を優しく包み込む街路灯を町並みに合った灯りに改善が進み、飛騨古川の情緒ある町並みそのものが、夜の観光資源となるよう取り組みが進められています。

 

 

ユネスコ無形文化遺産「古川祭」

古川祭は気多若宮神社の例祭であり、厳かな神事に時代絵巻の「神輿行列」、そして数百人の裸男たちが大太鼓を担いで町中を巡行する「動」の「起し太鼓」と、絢爛豪華な祭屋台が町を練り歩く「静」の「屋台行列」で構成されます。

「起し太鼓・屋台行事」は、ユネスコ無形文化遺産に2016年12月に登録され、また、祭りとして国重要無形民俗文化財にも指定されています。

 

 

岐阜県飛騨市

飛騨市は、人口約21,000人の小さな市で、周囲を北アルプスなどの山々に囲まれ、総面積の約94%を森林が占めるなど豊かな自然に恵まれた町です。

また、豊富な自然資源のほか、ユネスコ無形文化遺産である古川祭・起し太鼓、ノーベル物理学賞の受賞に寄与した「スーパーカミオカンデ」を始めとする宇宙物理学研究施設、大ヒットアニメ映画「君の名は。」のモデル地となった田舎町の風景など、多彩で個性豊かな地域資源の宝庫です。

 

 

飛騨市サイト:https://www.city.hida.gifu.jp/
飛騨市観光サイト:https://www.hida-kankou.jp/
飛騨市文化財サイト:https://hida-bunka.jp/