ジャンル | キッチン&ストア |
2022年春、「この国の風土がくれた贈りもの、お米をもっと自由に、おいしく、楽しく」を合言葉に、お米の新たな楽しみ方をモノ・コトで発信するブランド「田田田堂」が誕生しました。
生産者との顔の見える関係を背景に、生産者と消費者とブランドの「三方よし」の関係をつくることで、稲作文化の持続可能性を応援することが「田田田堂」の願いで、2023年4月には神戸市御影に実店舗「田田田堂キッチン&ストア」をオープンし、米粉のスイーツや麺、甘酒のジェラートなど、お米の新たな楽しみ方を発信しています。
田田田堂は、兵庫県産有機米粉の活用拡大に向けて、山田錦発祥の地、北播磨に位置する兵庫県加東市山国の有機米生産者4軒と、新たにパートナー提携を結びました。
加東市は、市内の多くが山田錦産地で最上とされる「特A地区」に格付けされ、高品質な山田錦を多く産出しています。
山国も、著名な酒造会社からの指名で、長年契約栽培を行っている産地のひとつですが、有機山田錦の生産者はごく一部の限られた存在となっています。
毎年、秋に刈り取りを終えて脱穀した山田錦は、ふるいにかけられ、一定サイズ以上の粒だけが酒造用に出荷されています。
残った規格外の米をさらにふるいにかけ、くず米を落とした酒造向けの基準に満たない「中米」は、正粒の1/4程度の低価格で取引されてきましたが、田田田堂ではその有機中米を、より高い適正価格で買い取り、米粉に製粉しています。
今後、パートナー提携を結んだ生産者の有志対象に、製菓・製パンに適した米粉向け品種ミズホチカラの栽培委託を通して、有機栽培への転換も応援していきます。
これまで生産者にとっては、慣行栽培から有機栽培に圃場を転換する過程で、栽培が不安定になり収益性が下がる点が悩みだったこの期間に、田田田堂がミズホチカラの栽培を委託して買い支えることにより、転換ハードルを下げ、有機圃場拡大の一助となることを狙いとしています。
店 名 | 田田田堂 |
住 所 | 兵庫県神戸市東灘区御影郡家1-23-12 |
地 図 | |
電話番号 | 078-855-3358 |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 水曜日 |
HP | https://tatatado.jp/ |