福岡県から初めてのクラフトウイスキーとして、新道蒸溜所よりシングルモルトジャパニーズウイスキー「SHINDO EXPERIMENTAL 01」が、ファーストリリースされました。
新道蒸溜所は、200年以上にわたって酒造りを行ってきた篠崎の新たな挑戦の場として、「THE QUEST FOR THE ORIGINAL(独創性の追求)」を理念に掲げ、2021年より福岡県朝倉市の新道と呼ばれる地域で、約5500坪の広大な敷地でウイスキーの製造を続けてきました。
ジャパニーズウィスキーの歩みを始める「EXPERIMENTAL」は、「実験的な」という意味を持ち、ジャパニーズウイスキーの先人への多大なる敬意が込められています。
そこには、「あくまで新人として、謙虚さを持った挑戦者として」第一歩を踏み出していきたいとの思いと、「完成品なんておこがましい。現在自分たちができうる最高の提案をさせていただこう」という思いが表され、今後、数年間この「EXPERIMENTALシリーズ」として「王道にして新道」というフィロソフィーを追求するため歩み出しました。
その記念すべき第一弾となる「SHINDO EXPERIMENTAL 01」の開発にあたっては、3年~約4年の熟成を迎える樽を対象にしてサンプリングされ、香味の状態について判断が行われました。
次に、ブレンダーが約100パターン程度の基礎となるバッティングサンプルが作成され検討が行われ、その選択の過程で重視されたのが「新道蒸溜所らしさを体現するものかどうか」でした。
大事にしている、ミルキーでファッティーなラクトン香が充分に感じられるものかどうかを重要な基準として厳選したのは、バーボン樽を主軸にミズナラ樽、オロロソシェリー樽、リフィル スコッチ樽をバッティングしたもので、未熟感を極力抑え、表現したかった香味を充分に感じることができ、香りの余韻を長く楽しむことができる素晴らしい仕上がりとなりました。
嗜好品であるウイスキーは、バーや自宅で様々な楽しみ方がある中で、加水する楽しみもその重要な要素の一つとして、アルコール度数は少し高めの50%に設定され、「加水による変化も楽しんでいただきたい」という想いから、今回のアルコール度数が選択されました。
好みに合わせて加水することでアルコールのアタックも抑えられ、好みの度数に香りの変化を楽しむことができます。
SHINDO EXPERIMENTAL 01
容量:700㎖
アルコール度数:50%
原材料名:モルト
原料原産地名:国内製造(モルトウイスキー)
カスク:バーボン樽・ミズナラ樽・オロロソシェリー樽・スコッチrefill樽
生産本数:10,000本
価格:14,300円(税込)
SHINDO LAB STAND
新道蒸溜所のものづくりの思想を伝えるコンセプトショップ「SHINDO LAB STAND」は、製造したばかりで保存がとても難しいフレッシュな生甘酒や、ウイスキーのハンドフィル体験、ショップ限定販売のワイン、季節の日本酒など、ここにしかない製品が展開されています。
営業時間:10:00~16:00(水曜日・木曜日定休)
https://shindo-lab.jp/