広報車用スピーカーや清掃車のオルゴール放送、呼び出し放送、防水型メガホン、汽笛、防災行政無線のスピーカーなど、身近に存在する製品を製造してきたノボル電機は、これまで築いてきた技術をもっと多くの人に身近に感じて欲しいという想いから、一般消費者向けガジェットブランド「ノボル電機製作所」を立ち上げました。
「不器用なガジェットの愛おしさ」をコンセプトに掲げ、シンプルな機能と風合いのあるスイッチや質感を大切に、少し無骨だけどやさしい気持ちになれる製品を展開しています。
2024年8月、「ノボル電機製作所」の第三弾として、創業80年の歴史を彩る船舶ブルーの拡声器オーディオ「スタックアンプ」が発表されました。
拡声器メーカーが作る唯一無二のオーディオは、Bluetooth内蔵1Wモノラルアンプとホーン型スピーカーで構成されるコンパクトオーディオです。
拡声器メーカーの中でも、特殊な用途に使われる製品を数多く製造してきたノボル電機には、特に船舶スピーカーは日本の造船業の発展とともに成長してきた歴史があります。
船舶ブルーの塗料は、漁船やタンカー、コンテナ船、自動車運搬船などの大型船舶に実際に使用されているもので、同じ仕上げを施すことにより、渋いけど可愛い、そんな独特な世界観を生み出しています。
最新のデジタルオーディオには無い、レトロな意匠にマッチする「ノスタルジックな音質」が特徴の一つで、周波数帯域は蓄音機を彷彿とさせる音域と、ホーン型の特徴である音の反響が相まって、独特な音響空間を演出し、学校の校庭や海水浴場、ゲレンデであの頃聞いた懐かしい音色がよみがえります。
ホーン型スピーカーは、アルミ鋳造製の重厚感あふれる佇まいと、背面にはアルミ銘板に製品仕様を刻印され、リベットを打ち込むことで業務用と同じ耐久性を実現しています。
スピーカーの淵に業務用と同じクッションゴムを装着し、安全性と堅牢性が重視され、製品正面の丸形銘板に製造連番を刻印することで、あなただけの一品仕様となっています。
Bluetooth内蔵1Wモノラルアンプは、温かみのある音質を提供するために、アナログアンプが採用され、業務用の筐体に無色アルマイト染色後、ヘアライン加工を施し、業務用の堅牢性とインテリアとしての意匠性を両立しています。
スイッチは物理的な魅力にこだわり、電源はトグルスイッチを採用し、回転式ボリュームやツマミはアルミ棒から削り出しを行いブラスト処理が施され、コンパクト設計でDC5V駆動によって、どこにでも設置しやように仕上げられています。
スタックアンプ 〈NMP101M(アンプ)+ NMP103M(スピーカー)〉
電源:DC5V(USB typeC)
入力:Bluetooth3.0
アンプサイズ:幅98㎜ × 高さ41㎜ × 奥行125㎜
スピーカーサイズ:口径Φ148㎜ × 奥行128㎜(取付金具含めず)
アンプ質量:約800g
スピーカー質量:約1.3㎏