ドイツ・ザクセン州の町、グラスヒュッテにあるグラスヒュッテ・オリジナルのマニュファクトリーでは、伝統的な職人の技能と革新的なテクノロジーを見事に融合させ、豊かな伝統を持つグラスヒュッテ・オリジナルは、ムーブメントの全部品の最大95%に加え、精巧な文字盤までも自社で製造し、最高水準のドイツの時計製造技術を誇るります。
2025年9月、グラスヒュッテ・オリジナル、パノマティックルナ アニバーサリー・エディションが発表され、グラスヒュッテの時計製造技術に新たな歴史が刻まれました。

すべては星を見ることから始まる
今から180年前に、グラスヒュッテで時計製造技術が確立されたとき、地上の時間を知るための計算の土台として夜空の観察が重要な役割を果たしました。
しかし、星の軌道は、単に時間の基準としてだけでなく、より正確で信頼性が高く、美しい時計を製造するための原動力にもなり、こうした星とのコンペティションは、今日もなおグラスヒュッテ・オリジナルにインスピレーションを与え続けています。
2025年という記念すべき年に、グラスヒュッテ・オリジナルのマニュファクチュールは、煌めく天体とグラスヒュッテの精緻な機構を融合させた象徴的なモデルを誕生させます。
文字盤とクラシックなムーンフェイズディスプレイのベース素材として使用されるのは、印象的な輝きを放つアベンチュリンで、180年にわたる経験が注ぎ込まれた自社製の機械式ムーブメントが、180本限定の特別なパノマティックルナ アニバーサリー・エディションの鼓動を刻みます。

星への挑戦
ドイツ・ザクセン州の小さな街グラスヒュッテに最初の時計職人たちが定住し、唯一無二のサクセスストーリーの基盤を築いたとき、天空には幸運の星々が美しく並んでいたに違いありません。
その後180年にわたってグラスヒュッテの人々は多くの困難に直面しましたが、この地域の時計製造業は並外れた回復力を証明しただけでなく、逆境を革新の原動力とし、技術の可能性をさらに押し広げました。
かつてグラスヒュッテの時計職人たちは、時間を正確に計るために星からの導きを必要としましたが、1870年代にはすでに、天体観測によって導き出される時間よりも高精度な時計の開発に成功していました。
それは、信頼性が高く極めて正確な時間基準を新たに見つけ出すことが求められ、こうした背景を受け、1880年にベルリン天文台との電信接続が確立されました。
それはこの地域で最初の電信回線の一つで、週に1回グラスヒュッテに時刻信号を送信するのに使用され、これまでにない高精度の時代の幕開けとなりました。

初のアベンチュリン文字盤の腕時計
グラスヒュッテの時計製造180周年を記念し、グラスヒュッテ・オリジナルは伝統的なクラフトマンシップと星の輝きを融合させたアニバーサリーウォッチが発表され、入念に仕上げられたムーンフェイズと特徴的なパノラマデイトを備えた左右非対称な文字盤レイアウトのパノマティックルナは、グラスヒュッテ・オリジナルの現代的な側面を体現しています。
この特別な機会に敬意を表して、グラスヒュッテ・オリジナルのマニュファクトリーは、ブランド初となるアベンチュリンの文字盤モデルに新たな息吹をもたらし、美しい煌めきと鮮やかな色合いで知られるこの特別な素材は、17世紀にイタリア・ヴェネツィアのムラーノ島のガラス工芸職人たちによって偶然生み出されました。
パノマティックルナ アニバーサリー・エディションの文字盤に輝きと深みをもたらすと同時に、グラスヒュッテの時計職人たちにとって星がいかに重要であるか、そして精度を追求する彼らの姿勢が表現されています。

プラチナのアニバーサリーピース
パノマティックルナ アニバーサリー・エディションは、希少な金属の一つを身にまとい、夜空の星の煌めきをそのまま閉じ込めたようなモデルです。
直径40㎜のプラチナケースに収められた深みのあるブルーのアベンチュリン文字盤は、スーパールミノバ®を塗布したホワイトゴールドの細い時針と分針がオフセンター表示の上で軌道を描くように動き、その周囲をソリッドゴールドのインデックスが美しく彩っています。
時間表示はスモールセコンドがアレンジされ、右側に配されたパノラマデイトは、日付ディスクの2桁の数字を中央のバーで区切られることなく表示され、2時位置にある精緻に仕上げられたムーンフェイズディスプレイには、ホワイト マザー・オブ・パールの小さな月が姿を現します。
この月は、文字盤と同じ色のアベンチュリンを用いたミッドナイトブルーの背景に自然に溶け込み、文字盤との一体化を調和し、そして、ブルーのアリゲーターレザーストラップまたはシンセティックストラップが、全体のデザインを美しくまとめ上げています。

天上の精密な機構
このアニバーサリー・エディションはパノマティックルナとして初めて、グラスヒュッテ・オリジナルの最新世代の機械式ムーブメント、自社製自動巻きキャリバー92を搭載しています。
このムーブメントは、温度変化や磁場の影響を受けにくいシリコン製ヒゲゼンマイが採用され、28,800振動/時の振動数で卓越した精度を実現し、パワーリザーブは100時間で、日常使いにも最適です。
透明なサファイアクリスタルのケースバックからは、ガルバニックグレーの3/4プレートのグラスヒュッテリブ仕上げのほか、伝統的な装飾仕上げの数々を眺めることができ、この特別なリミテッド・エディションは、組立て、仕上げ、調整を一本一本、自社のマニュファクトリーで行っています。

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