錺金具(かざりかなぐ)ブランドの「錺之-KAZARINO-」から、幸運を運ぶ和柄の真鍮製シューホーンが2024年4月15日に販売が開始されます。
靴を履く瞬間に見せる錺金具の品格と満足な使い心地が、靴べらとなって紳士の日常に寄り添います。
視線を釘付けにする彫金は高級感をまとより、靴から引き抜きやすい工夫など細部にまでこだわった逸品です。
「錺之-KAZARINO-」は、平成から令和へとライフスタイルの変化にともない、仏壇を持たない家庭も増えて錺金具の需要が減少する中、神社仏閣を彩る伝統的な「錺金具」を未来へつなげていくために、錺金具製造会社の株式会社竹内が2020年に立ち上げたブランドです。
視線を釘付けにするデザイン
神社仏閣や仏壇の装飾に欠かせない錺金具の装飾技術で、一面に和柄の彫金を施したシューホーン(靴べら)は、伝統的な「七宝・唐草・蜀江(しょっこう)・立涌(たてわく)」の4種のデザインが展開され、幸運をよびこむ吉祥文様や格調高い有識文様で、靴を履く毎日の瞬間に独特の上品さを演出してくれます。
七宝模様
等しい大きさの円や楕円を四分の一だけ互いに重ね合わせて形成された模様は、円(輪)が和を象徴することから、この文様には平和や円満が永遠に続くことへの願いが込められており、幸運を呼び込む吉祥文様とされています。
唐草模様
生命力の強いつる植物の成長を表すデザインは、子孫繁栄や長寿を象徴する吉祥文様とされています。
蜀江模様
古代中国の蜀江という河の名に由来する模様は、この地で生産された良質な絹織物「蜀江錦」に見られる、八角形と四角形を繋いだデザインが蜀江文様と呼ばれ、今でも格調高い文様として着物や建築、仏具など様々な分野で用いられています。
立涌模様
縦に並んだ2本の波線が、蒸気や雲のゆらゆらと立ち昇る姿を描いた伝統的な有職文様は、運気が上がる吉祥文様として、今なお着物や茶道具などに頻繁に用いられています。
自分だけの逸品
素材の真鍮の特性上、使い込むことで経年変化(エイジング)による独特の風合いが増してゆくので、使いながらご自身の手により育まれる自分だけの色艶を楽しむ事ができ、時と共に育まれて美しさが革靴との相性を抜群にします。
使い勝手の良さ
錺之シューホーンの裏面上部には、指が引っかかりやすいように、わずかに角度をつけたデザインが施され、この細やかなこだわりによって、シューホーンを靴から抜き取る際に、指がしっかりと掛かり、力を入れずにスムーズに引き抜くことができます。
また、キーホルダーがついており、車や家の鍵と一緒に持ち運ぶのにも便利です。
錺之シューホーン
素材:真鍮
模様:七宝・唐草・蜀江・立涌
サイズ:縦90㎜ 横30㎜ 全長100㎜
価格:9,900円(税込)
1968年、吊灯篭を製作する会社として京都の地に創業した株式会社竹内は、主に仏壇の錺金具、社寺金物、寺院仏具の製造及び修理を手がけ、手彫りの技術と機械の技術を両立させたものづくりをしています。
錺金具の魅力をより身近に感じてもらうために、自社ブランド「錺之-KAZARINO-」を2020年に立ち上げ、錺金具の装飾技術を活かしたマネークリップやiPhoneケースなど、日常生活で使える新しい商品ラインナップを製造販売しています。