広さ20万坪の広大な丘陵地に、個性豊かな13のテーマガーデンから構成された日本最大級の自然派アートサイトLAND ART PARK「ACAO FOREST」では、無限に広がる空、海、森など、四季折々の美しい自然と調和したアート作品が展示されています。
2024年春から初夏のアート作品として、2名のアーティストによる新たなアート作品の展示が開始しされました。
作品の展示場所は非公開とされているので、広大なアートエリアを自由に散策しながら探す楽しさも満喫できるでしょう。
<森に沈むための再生>
作:秋山美晴
作品紹介
すでに青葉を茂らす役目を終えた枝達で制作されました。
森を浮遊する舟の様にも、鯨の様にも見える新たな形が何処に向かう訳でもなく、やはりただここで土に還るまでを見届けるプロジェクトです。
まるで散華の様に、春には桜の花びらが舞い、秋には紅葉が降り積もる事を願って。
作者プロフィール
1991年草月流入門。
武蔵野美術大学短期大学部美術科にて油絵を学ぶ傍ら、日本独自の美意識への関心も高まり本格的にいけばなを学び始める。
卒業後、精力的に流内外のいけばな展に出品。
流内においては、若手の登竜門である「草月新人賞」を2002年に受賞。
それを皮切りに2006年より精力的に個展活動を始め、蓮の葉を用いたインスタレーションを発表。
2021年、第3回新いけばな主義にて、大自然に手綱を握られた人生観を題材とした作品「記憶の残像」にてグランプリを受賞。
2022年、「大地の芸術祭 越後妻有2022」妻有いけばな回路に出品。
<バオバブ プランテーション(Baobab Plantation)>
作:市川平
作品紹介
皆さんご存知の「星の王子さま」にでてくるバオバブ、空から落ちてきてそのまま突き刺さったとか「逆さまの木」とも呼ばれています。
すべてを逆さま、違った角度から見ると世の中が別世界のように踊り出し笑えるかもしれません。
そんな気持ちを作者がカタチにされました。
作者プロフィール
1965年生まれ。
1991年武蔵野美術大学大学院修了。
現代的なモチーフを選び、彫刻に様々な素材や要素を取り入れ、SF的な物語性を感じさせる作品群を制作。
2016年より元彫刻家の特殊照明作家として、多数のコラボレーションワークを実現。
2020年、「岡本太郎美術館20周年記念展」(川崎市岡本太郎美術館)
2021年、「市川平セルフコラボ展」(発電所美術館)
LAND ART PARK「ACAO FOREST」は、熱海ブルーに輝く海と空を借景に、季節の花々やハーブが咲き誇り、アートなどを五感で楽しめます。
園内には、隈研吾氏設計のカフェ「COEDA HOUSE」をはじめ、曽我浅間神社、ハーブやアロマの手作り体験施設などもあります。
入園料金:大人4,000円、小人(小学生)1,000円、未就学児無料
通常営業:9:00~17:00(16:00最終入園)
ホームページ:https://acao.jp/
※アート作品の展示は予告なく終了となる場合がございます。