緑豊かな街並みと美しい川が流れる埼玉県吉川市の公園と、都市の大動脈とその高架下がアーバンな雰囲気を漂わす東京都江戸川区の児童遊園を、バスケットボールコートがそれぞれの地域性を生かしたアートコートへと見事に再生しました。
アートで公園を再生する、「go parkey」が新たに手がけた2つの自治体のコートがオープンしました。
環境や雰囲気の異なる2つのコートは、それぞれの世界観を活かしてくれるアーティストが起用されました。
レディ・ガガの履く「ヒールレスシューズ」の作者としても知られる舘鼻則孝氏の描き下ろし作品が、埼玉県吉川市アクアパークのフルコートに描かれると、光と色彩に溢れた美しい場所に生まれ変わりました。
国内外でミューラルアートを幅広く手がけるアーティストIMAONE(イマワン)氏の描いたキャラクターのモノグラムが、東京都江戸川区松本第二児童遊園のハーフコートに描かれると、都会的かつストリートカルチャーを楽しく共有できる場所に生まれ変わりました。
完成を待ち焦がれていたキッズやコミュニティの人々は、美しく生まれ変わった公園に喜び、感動をしていました。
【アクアパーク】埼玉県吉川市中央3-6
埼玉県吉川市のアクアパークは、調整池として水害から地域を守る役目も果たす公園で、バスケットコートの他に多目的広場兼野外ステージとスケートボード・セクションも併設しています。
アートコートで数多くのプレイグラウンドを蘇らせてきたアメリカのプロジェクトチーム「PROJECT BACKBOARD」と、アートコートの世界的なアワードを受賞した日本のプロジェクトチーム「go parkey」がタッグを組んで手がけたリノベーション・アートコートです。
世界的に知られるアーティスト館鼻則孝氏が原画を担当し、なまずをシンボルにした美しい川の街、吉川市のイメージをリンクさせたアートワークになっています。
【松本第二児童遊園】東京都江戸川区松本1-38-1
東京都江戸川区の松本第二児童遊園は、高架に届くようにフェンスが張り巡らされた公園で、都会ならではの煩雑な交通事情において、安心してボール遊びができます。
プロジェクトチーム「go parkey」にとって、通算5つめとなるリノベーションで、国内外で数多くのミューラル・アートを手がけてきたIMAONE氏が原画を担当し、作風はとにかく丁寧で、丹念に線を引き、色使いについては現場環境にリンクさせて調和のとれたものをつくり出しました。
ユニークなキャラクターたちに彩られ、子供たちにも人気な楽しいアートコートに生まれ変わりました。
公園のバスケットコートのリノベーション活動を通じて、国内外により安全で綺麗な公園や地域交流の場をつくり、スポーツ文化の普及を目指す一般社団法人「go parkey」。
「go parkey」が修復するバスケットコートは、アーティストがデザインし、地元の人々と共につくり上げるアートコートで、美術館レベルのコートのアート性が子どもたちの創作意欲をかきき立てると同時に、その地域だけのオリジナルコートになっていきます。
その場所を大切にケアし続けることによってできる繋がりは、世界中の人々と交流する場となり、絆をもたらしていきます。
「go parkey」は多くの方々に支えられながら、日本でのプロジェクトを中心にその活動の幅を広げています。
老朽化が進み、安全面だけでなく環境面でも改善が必要な公園が増えている今、さらなるリノベーション・プロジェクトを推進していく必要があるでしょう。
go parkey
https://www.goparkey.com/