LUXURY

ディープダイバー

2025年5月31日 - By GRABLISS

スイスのマニュファクチュールブランドジラール・ペルゴは、1969年に大胆なデザインと革新的なジャイロマティックシステムを融合させたすばらしいモデル、ディープダイバーの新モデルを発表しました。

この名高いモデルが、バンフォードウォッチデパートメントとのコラボレーションにより、リミテッドエディションシリーズ「レガシーエディション」として復活します。

1960年代は新しいテクノロジーだけでなく、大胆な形状、素材、美学の登場という点においても魅力的な時代で、宇宙開発競争が世界中の人々の想像力をかきたてコンコルドが最初の試験飛行が行われた頃、ヴェルナー・パントンは後に彼の代名詞となるプラスチックからなる一体成形型チェアを発表しました。

ジラール・ペルゴも例外ではなく、クッション型のケースを採用し、この時代としては驚くほど革新的なジャイロマティックシステムを搭載したディープダイバー、リファレンス 9108を発表しました。

ディープダイバーの14角形ベゼルと印象的なレッドダイヤルを始めとする特徴は一目でそれとわかり、ケースデザインは、同じく後にブランドを象徴する存在となるロレアートの特徴であるオクタゴンを予感させるものでした。

ディープダイバーは単なるダイバーズウォッチではなく、大胆で野心的な技術が採用された、時代を先取りするステートメントピースで、発売後は、瞬く間に伝説的な地位を獲得し、それから半世紀以上を経た今も、このシグニチャーピースが蘇ります。

先進的な精神は、エネルギー効率を大幅に改善する双方向自動巻きシステムであるジャイロマティックシステムを採用した 1969 年のディープダイバーにも表れています。

この革新的な技術により、ムーブメントの精度は大きく向上し、腕元の動きにダイレクトに反応するように設計されたこの機構は、堅牢でありながら洗練された、当時の卓越した技術を体現するものです。

このディープダイバーの伝統が、過去と現在の橋渡しとなるモダンな再解釈により復活しました。

クッション型ケースは1969年のオリジナルモデルを踏襲し、ダイヤルのデザインは1971年モデルの大胆な美学に敬意を表し、これにより、ヴィンテージの個性と現代の時計製造の専門技術をシームレスに融合したタイムピースが誕生しました。

ジラール・ペルゴは、豊かなヘリテージへのオマージュとして、これまでの極めてアイコニックなモデルを最先端の素材とクラフトマンシップを融合させた新作として復活させてきました。

この「レガシーエディション」コレクションは、1976年に発売されレトロフューチャーなタイムピースとして名を馳せたリミテッドエディション「キャスケット」から始まり、そして今回新しく、この名高いコレクションにディープダイバーが加わりました。

このディープダイバーは単なる復刻版ではなく、その審美性からムーブメントの仕様に至るまであらゆるディテールを再構築した新しいモデルです。