The Shops ＜ メゾン ポール・ボキューズ ＞

2025年9月にリニューアルオープンをした、東京・代官山の「メゾン ポール・ボキューズ」は、フランス・リヨンにある世界的名店「レストラン ポール・ボキューズ」の精神と哲学を受け継ぐレストランです。

2024年にリヨン本店が創業100周年を迎え、次なる100年へ向けてより一層の磨きをかけたように、「メゾン ポール・ボキューズ」もまた、本店とともに伝統を守りつつ革新を追求し、未来へと歩み続けています。

改装コンセプト「エコーヌーヴォー／新しい響き」

時を超えて受け継がれる伝統に寄り添いながら、革新の息吹を織り交ぜることで新たに生まれ変わった「メゾン ポール・ボキューズ」は、象徴的なアール・ヌーヴォー建築の美しさを守りながら、現代的な素材やデザインを重ね合わせることで、新たな輝きをまといます。

精緻なディテール、光の陰影、奥行きのある空間設計により、伝統と革新の対話は空間の隅々に息づき、訪れる人々の五感を満たしてくれます。

レストランでは一皿の料理とともに味わう至福の時間が演出され、サロンでは集い語らうひとときが提供されます。

ここには、美食を楽しむ場であると同時に、人と人がつながり、心揺さぶる時間を分かち合える舞台があり、「いつだって、またここに帰ってきたくなる」そんな場所で在り続けるために、「メゾン ポール・ボキューズ」は、これからも進化を続けます。

メインダイニング

リヨン本店の気品を受け継ぎつつ、象徴的なアール・ヌーヴォー建築に現代的要素を融合した空間を創出し、床にはフランスの伝統的技法「パーケットフローリング」が採用されています。

木片を巧みに組み合わせた幾何学模様は、フレンチクラシックの優雅さと温もりを感じさせ、空間全体に上質な雰囲気をもたらし、そして、壁面を彩る写真が、ポール・ボキューズの偉大な歴史とともに、かけがえのない時間へと誘います。

サブダイニング

多様なシーンに対応できるサブダイニングは、ティファニー社製のステンドグラスや中庭のグリーンが上質で開放的な空間を演出し、壁面には奥行きを感じさせる工夫が施され、会食や小人数のパーティにも最適です。

サロン

クラシックな深みとモダンな洗練を併せ持つフランスの伝統色ゴードが空間全体を引き締め、イタリア製の陶磁器タイルとともに格調高い雰囲気を演出します。

高砂を中心としたシンメトリー構成により、入口から広がる「最初の感動」と高砂席正面での「二度目の感動」という二つの瞬間を体現します。

中央のステンドグラスと背景の伝統色ブランルージュが華やかさを添え、記憶に残るエレガントな特別な時間を創出します。

チャペル

レストランではサブダイングや個室として案内してるスペースを、結婚式ではチャペルとして利用可能で、天然大理石を散りばめたテラゾー石の床は、2色の明暗で静かな緊張感を演出します。

ティファニー社製ステンドグラスの美しさが目を引く中、中庭に面したグリーンバックでの挙式を演出するなど、多彩なシーンに対応できます。

一皿一皿に、歴史への敬意と未来へのまなざし

良い素材、良い火加減、良い味付け。 ポール・ボキューズの料理は、伝統に根ざしながらも、その枠にとどまらず、 絶えず進化をし続ける精神そのものです。伝統と革新が美しく共存する、 唯一無二のポール・ボキューズの料理と、パティシエによる最新のクリエイションを心ゆくまでご堪能ください。 一皿一皿に、歴史への敬意と未来へのまなざしを込めて、ポール・ボキューズの魂が息づく料理を創り続けていきます。

シャリオデセール

世界チャンピオンの経歴を持つ、リヨン本店のシェフパティシエ、ブノワ・シャルヴェ氏は、ポール・ボキューズ伝統のシャリオデセール（デザートワゴン）を、洗練された新たな次元へと進化させました。

革新と美意識が織りなす、まるで宝石のように美しいデザートの数々が並ぶシャリオデセールは、まるで芸術作品のようです。

ポール・ボキューズ

1926年、フランス・リヨン郊外で料理人の子として生まれ、1957年に生家のレストランを継承し、1975年には料理人として初めてフランスの国家最高勲章「レジオン・ドヌール勲章」を受章した。

ヌーベル・キュイジーヌの旗手であり、偉大な料理人であると同時に、レストランやホテル、学校、財団、国際料理コンクール「ボキューズ・ドール」の創設など、その生涯をフランス料理の発展に捧げた。

伝統を重んじながらも、革新的なアプローチを取り入れたポール・ボキューズの料理は、世界中の料理人に多大な影響を与え、その功績は料理界に深く刻まれている。

2024年に100周年を迎えたリヨン本店「レストラン ポール・ボキューズ」には、今なお氏の哲学が息づき、世界中の美食家とリヨンの街から愛され続けている。